テレビは昔も今も家電の王様だ。最近はHDMI端子につなぐスティック型パソコンが注目を集めており、液晶テレビをパソコン用ディスプレイとして利用する機運も高まっている。
人気の中心はフルHD(1920×1080ドット)の液晶テレビから、より高解像度な4K(3840×2160ドット)対応の液晶テレビに移りつつある。調査会社BCNによると、40型以上では販売台数の3割以上を4Kモデルが占めている。2015年3月にスカパーJSATが124/128度CSを利用した4K商用放送を始めたなど、4Kコンテンツは拡充傾向だ。今後を見越すなら4Kモデルを購入の選択肢に含めたい。
画面サイズも重要なポイントだ。適切な画面のサイズは設置場所の広さに応じて変わる。最適な視聴距離は画面の高さの3倍とされ、画面サイズの目安は6畳間なら32V~40V型、8畳間なら46V~55V型、10畳以上なら60V型以上になる。
画質については個人の好みが大きく影響する。実際に店頭で確認するのがよい。ただ、仕様から画質をある程度推察することは可能だ。液晶パネルの光源に用いるLEDバックライトは、大きく分けて「エッジ型」と「直下型」の2種類がある。エッジ型はLEDを画面の端に配し、直下型は画面全体に埋めたもの。一般に、直下型の方が高コントラストで画質が高いとされる。
録画機能も要チェックだ。最近のモデルはUSBのHDDをつなぐことで番組を録画できるようになっているが、チューナーの数はモデルごとに異なる。1チューナータイプだと録画中に別の番組に切り替えられない。録画機能をよく利用するなら、複数個のチューナーを搭載したモデルがお薦めだ。