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 「すぐに使える」記事をうたい文句にしている日経ホームビルダーですが、新年号ということもあり、ちょっと趣向を変えて特集を組んでみました。タイトルは「若手で伸びる住宅会社」。担当した記者も、編集部の中でいちばんの若手です。

 南へ北へと取材で飛び回り、編集部に帰ってきた記者の口からは、「若手が生き生きと働いている会社って、どこも不思議なぐらい似ているんですよね」。全国各地の住宅会社の話を取り上げており、お読みいただければわかるとおり、若手を伸ばすための手法は各社それぞれです。ですが、重要なのは手法というより、もっと基本的な部分のようです。

 日々の仕事に追われるなかでは、若手をどう育てるべきか、じっくり考えるのは難しいかもしれません。そういう意味では、一息つけるお正月休みの前後は、人材育成に考えを巡らせる良いチャンスではないでしょうか。

 特集以外の見どころとしては、「使えるニュース」が盛りだくさんです。大建工業の構造面材「ダイライト」の実大振動実験の話や、「頭のよくなる家」が顧客に人気の住宅会社の話などを取り上げています。

 前者は、本誌が以前から着目してきた問題に関連する話です。ダイライトの壁倍率の値に不安があると、一部の住宅会社が指摘していたのです。

 ただし、これは違法ということではありません。性能評価の手法が、ある時期に変更になったのですが、問題のダイライトの壁倍率は、変更前の古い手法で定められたものでした。新しい手法で測り直すと、もっと低い値になるのです。

 手法が変更になった後も引き続き、古い手法で取得した認定が効力をもっているというダブル・スタンダードの状況が、混乱を生み出しているのです。ただ、どちらにせよ、建材を使う側が不安を抱えたままという状況は、できるだけ早く解消しなければなりません。

 今回の実験について当の大建工業は、壁倍率の正否を確かめる意図はなかったとしており、これで白黒はっきりするわけではないのかもしれません。ですが、現時点で編集部が入手することのできた情報として、読者のみなさんの判断材料の一つになればと考え、詳しく報じることにしました。

 また、後者の「頭のよくなる家」ですが、どんな家なのか見当もつかないかもしれませんので、ヒントを。「頭のよい子」とは、考える力や豊かな感性を十分にはぐくんでいる子で、そんな子がいる家庭は……と考えていくと、どんな家を思いつくでしょうか。どうぞ、日経ホームビルダー1月号のページをめくって“答え合わせ”をしてみてください。