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 低入札が土木界にかつてない試練を与えています。でも,闘わずして白旗を掲げるわけにはいきません。コストダウンの工夫を凝らして,何とか利益を生み出そうとしている現場もあります。日経コンストラクションは4月13日号の特集「低入札を克服するコスト戦略」で,低入札に負けずに頑張る七つの現場を取材し,低入札の乗り越え方を探りました。

 特効薬などありません。工期を短縮して労務費や機械経費,現場管理費などを削減する。工程を工夫したり有能な職人を集めたりして人工を減らす。本社による集中購買や他現場の仮設資材の転用などで材料費を低く抑える――。各現場で試みられている工夫の数々は,ある意味ではいまさら並べ立てるまでもない項目ばかりです。

 しかし,それを計画し,実践するには相当の技術力が必要になります。本社や支店のバックアップ体制も欠かせません。そして,専門工事会社との普段からの協力関係がものを言います。低入札の現場では,知恵を出す能力が求められるだけでなく,本社や専門工事会社などとの協力体制を含む総合力が問われることになります。技術者たちが下請け会社へのしわ寄せを抑えつつ今日の厳しい試練を乗り越えたとき,個人も組織もこれからの土木を担うにふさわしい存在へと一皮むけているはずだと信じます。特集記事で紹介するコスト戦略は,低入札現場で有効なだけでなく,これからの土木の実務に役立つはずです。

 また,今号から新たに四つのコラムをスタートさせます。「勝つ提案」,「その後の土木」,「IT御意見番」,「ぴろり,の土木日記」です。詳しくは「2007年4月から新コラム続々スタート」をご覧下さい。これまで読者の皆様にご評価いただいてきた編集方針を堅持しながら,これからの時代を見据えて誌面を刷新します。

 このほか,今号では,3月25日に発生した能登半島地震の土木被害の動向を豊富な現地写真を交えて速報しました。「技術基準ポイント解説」欄では,土木学会が3月に発行した「舗装標準示方書」の内容をわかりやすく速報しています。トピックス欄では,国土交通省が2007年度から本格的に採用するトータルステーションを用いた出来形管理の手法を紹介しています。

 日経コンストラクションは,これからも盛りだくさんの内容で読者の皆様の情報ニーズに応えていきます。次号(4月27日号)では特集「土木工法2007」で,低入札の克服に最も効果があると言われている工期短縮に焦点を当てて,土木工法の最新動向を描きます。ご期待下さい。