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 強い地震が起こると、住宅の倒壊は免れても、激しい揺れで家具が倒れたり落ちたりしてくる危険がある。地震では倒壊しないだけでなく、揺れないようにしよう──。この考えから、戸建て住宅に対する免震・制震技術の導入が始まった。

 倒壊しないだけの「耐震」と比べるとレベルは高く、見方によってはぜいたくともいえる地震対策だ。消費者の認知度もシェアもいまひとつの状況が続いた。

 今年になって消費者の間で、免震住宅の認知度がかなり上昇したようだ。免震を手がける住宅会社や戸建て住宅用免震装置のメーカーなどの間で、「今年は問い合わせが増えた」という声が盛んに聞かれる。

 9月下旬から10月上旬にかけて、日経ホームビルダー編集部は消費者を対象に免震・制震住宅に関するアンケートを実施し、「免震」という言葉の認知度を質問した。結果は、「意味を知っていた」だけで過半数、「言葉の存在は知っていた」を含めると8割を超えた。

 この現象の背景として考えられるのは、昨年末から今年の秋ごろまで放映された積水ハウスの免震住宅のテレビCMだ。免震住宅のテレビCMが全国で大々的に流れたのは初めてだった。結果的に、このような住宅のジャンルが存在することを広く認知させるきっかけになったようだ。

 免震・制震住宅は決して、同社のような大手住宅メーカーだけのものではない。年間施工棟数が100棟未満の中堅住宅会社でも免震を手がけて、大手との受注競争に堂々と勝っているところがある。「では当社も」と思い立った中小住宅会社のために、免震・制震の基礎事項と最新情報をまとめた。

(安藤 剛/日経ホームビルダー編集)

◆詳しくは、日経ホームビルダー2004年12月号特集「揺れない住宅」で