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外壁も屋根面もウエスタンレッドシダーで統一して仕上げ、木立ちとの調和を図った(写真:Shiino)
外壁も屋根面もウエスタンレッドシダーで統一して仕上げ、木立ちとの調和を図った(写真:Shiino)

 オルケアビジターズセンターは、八ケ岳を訪れる旅行者や、将来の移住に興味がある人々に対して、暮らしの総合的な情報を提供するために当社が建設した施設である。設計にあたっては、八ケ岳山麓の穏やかな南傾斜を尊重し、南側に3寸5分傾斜する片流れ屋根とした。ドライブ中の低い目線からでも建物後方の林が自然な景色として映えるように配慮した結果でもある。

 建物の大きさは東西約25.5m、南北約8.2m。全体の屋根架構には屋根梁方式を採用することで、垂木によるロングスパンを可能にした。特に中央エントランス部は9.1mのスパンを確保する必要があったため、ここには大断面集成材を使っている。垂木や梁、柱との緊結には、今回特別に開発した金物を使用した。

 屋根材には、周辺の樹木との調和を考えてウエスタンレッドシダー(ベイスギ)を選択した。外壁の板張り部もウエスタンレッドシダーによる柾(まさ)目縦張りとし、屋根との統一感を図った。

 なお、屋根板にはカナダの国立公園内にある建物の保護塗料として使用されている自然塗料を染み込ませている。さらに屋根の下地にはルーフィングを二重張りにして防水性を高めている。

allcare visitors center
所在地=山梨県北杜市大泉町西井出8240-1757
主用途=事務所
建築面積=214.14m2
延べ面積=208.68m2
構造・階数=木造(IK金物工法)、地上2階
発注・設計・施工者=オルケア
施工期間=2006年2月~ 06年9月
屋根仕上げ=ウエスタンレッドシダー板葺き