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 朝夕はめっきり冷え込むようになりました。日経ホームビルダー11月号の特集は「断熱施工」です。以前、工務店の経営者に、断熱施工の失敗で会社が倒産の危機に直面したという生々しい話を聞いて以来、気になっているテーマです。最近も、90年代後半に建設された初期の高気密工断熱住宅が築10年近くなり、これからトラブルが表面化するのではないかと心配する声を耳にしました。

 知識としては知っていても、施工時のちょっとした見落としやミスがトラブルにつながる。しかも見えないところでじわじわ家を蝕むリスクがあり、期待した断熱効果を発揮しないだけでなく、木部の腐食や蟻害を招きかねない――これが断熱施工の怖さでしょう。特集では現場の注意点を中心に、見えないリスクを防いで住宅の性能を確保するためのノウハウをまとめました。

 施工管理上、特に注意が必要なのは、取り合い部です。床と壁との取り合い、床の根太がない個所、1階浴室周辺、壁と屋根との取り合いなど、具体的なポイントごとに注意点を図解しました。また、断熱材選びについても「採用担当者のホンネ」として、繊維系、ボード系の主要な断熱材について、実際にその建材を採用した実務者の生の評価コメントを紹介しています。断熱材を選ぶための生きたデータとしてお役立てください。

 義務が発生するのはまだ先とのんびり構えていると慌てそうなのが、住宅瑕疵担保責任保険。この問題についてはリポート「瑕疵保険加入、待ったなし」でわかりやすく解説しました。保険料や支払額の違いなどを保険法人ごとに比較したうえで、保険の義務付けが家づくりにどんな影響を及ぼすかも含めてまとめましたので、ぜひ本誌の記事をご覧ください。

 「使えるニュース」では、阪神・淡路大震災の1.5倍の地震波で揺らした木造3階建て住宅の振動実験結果、ゲリラ豪雨に備えるための地下室設計・施工のノウハウ、現存する長寿命住宅の共通点から学ぶ「長もち住宅」のポイントなど、実務に役立つ旬のネタを取り揃えました。また10月号から始まった新連載「顧客はここがわからない」では、「ムク材」をめぐるトラブルを防止するための顧客説明の方法も掲載しています。現場の目線から足で稼いだ情報をお届けする日経ホームビルダーの2008年11月号をどうぞお役立てください。