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渋谷109店を代表的なショップとして持ち、10代から20代の女性を主なターゲットとするレディースブランドのデュラスは、そのインテリアのデザインにもオリジナリティーを表現して常に話題となってきた。数年前からショップデザインは、若手建築家の大野力氏(1976年生)が手掛けている。大野氏のデザインの魅力を、デュラス ブランドマネジャーの佐味学氏に尋ねた。



「デュラスアンビエント船橋」千葉県船橋市、08年5月オープン、設計:シナト(大野力)(写真:永井 泰史)


ブランド戦略の大切な要素


――大野力氏を店舗設計者に起用し続ける理由は何ですか。

 当社は内装デザインもブランドマネジメントの一環としてとらえています。そういう意味では、店舗のデザインをブランドが目指している方向に向けて完成度の高いものにしていきたいと考えています。

 さらに、オリジナリティーのある内装デザインは当社が必要としている重要なポイントです。当社のこの方針に大野さんは、常に意欲的で新しいデザインで応えてくれます。大野さん自身はそれが当然のことだと思っているようですが、彼の姿勢は素晴らしいと評価しています

――これまでの店舗デザインにはない大胆な提案に戸惑うことはありませんか。

 大野さんはもっと独創的なデザインができる人だと思います。

 しかし、当社との付き合いが長い分、我々の考えを十分理解したうえで、許容範囲の中の上を狙って提案している感じがします。

 このデザインは面白いけれど、お客は分かってくれるだろうか。でも、「やっていいかな」というレベルのデザインが多い。振り返ると、彼は我々の信頼を得ながら、だんだんと独創性のレベルを上げている感じです。

――店舗のデザインに対する実際のユーザーの反応はどうですか。

 実際のお客から、大野さんのデザインの感想を聞くことはなかなかありせん。しかし、商業施設のデベロッパーの担当者からは、「お客をひきつける面白い内装デザインですね」という評価をよくもらいます。


(写真:いずもとけい)


※大野力氏のインタビューを日経アーキテクチュア2008年11月10日号に掲載しています(特集「若手建築家が仕掛ける“予測不能”な空間」)