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 今の建築関連分野の技術を見てみると、新しい技術がどんどん出てくる変革期ではなく、安定期にあるという印象を受けます。そんななかで日進月歩ともいえる変化を見せている数少ない分野が、照明ではないでしょうか。LED(発光ダイオード)が普及期に入ろうとし、さらに次世代の照明、有機ELも実用化が見込まれています。照明が今後の建築を変える可能性も大きいように思えます。そこで日経アーキテクチュア最新号の特集は「これからの照明が分かる」と題して、最新の照明技術を解説するとともに、建物タイプ別の照明手法を最新事例を見せながらお伝えしています。

 そのほか最新号では、鉄筋コンクリート工事についての日本建築学会の標準仕様書、いわゆるJASS5の改定について詳報しています。みなさんは「800マイクロ」という値をご存じでしょうか。2月に改定されるJASS5に登場するこの値は、コンクリートの乾燥収縮率を表すもので、長さ1mのコンクリートが0.8mm縮むことを意味します。100~200年の長期にわたって使われるコンクリートの収縮率を、改定JASS5では「800マイクロ以下」と明示する予定です。高品質生コンの供給体制やコストの混乱を心配する声も聞かれます。

 「クローズアップ建築」欄では大阪・西梅田の複合施設「ブリーゼタワー」を取り上げました。話題の大型プロジェクトで、超高層のオフィス階の窓を開けて風を取り込めるようになっています。環境建築で知られるドイツの建築家、クリストフ・インゲンホーフェン氏がデザインした建物です。