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 明けましておめでとうございます。おかげさまで“撮り歩記”は3年目を迎えることができました。本年もご声援のほど、よろしくお願い申し上げます。


 昨春のシリーズ45回では、マリオ・ボッタ設計のスイスのスパを紹介した。今年はドイツ・バイエルン州の州都ミュンヘンの南東60kmほどにあるバッド・アイブリングという、小さな町の温泉レジャー施設を訪ねてみることにした。ミュンヘン中央駅からザルツブルク行きのIC列車に乗り、最初の停車駅ローゼンハイムで降り、4両編成のローカル電車に乗り換えてアルペン街道沿いに3駅ほど戻ると、約1時間でバッド・アイブリング駅に到着。無人の踏み切りを渡って数分歩くと、広い駐車場を有し、白いドームを背にした施設が見えてきた。

駐車場から見る(写真:武藤 聖一)
駐車場から見る(写真:武藤 聖一)

エントランス。バックにトリートメントルームのあるドーム(写真:武藤 聖一)
エントランス。バックにトリートメントルームのあるドーム(写真:武藤 聖一)

 シュツットガルトを本拠にするBehnisch Architekten設計のこの施設「Therme Bad Aibling」は2200万ユーロ(約30億円)を費やして完成した、いわば公営の浴場施設だ。敷地面積は2万3000m2(駐車場を除く)、延べ床面積1万835m2、プールなどの水スペースは1431m2と、ゆとりある空間とデザインコンセプトの繊細さが注目されるところだ。

エントランスにプールを配したサウナハウス(写真:武藤 聖一)
エントランスにプールを配したサウナハウス(写真:武藤 聖一)

フィンランドのログハウス調に組んだサウナハウスのディテール(写真:武藤 聖一)
フィンランドのログハウス調に組んだサウナハウスのディテール(写真:武藤 聖一)

内外のプールが一体化しているリラックススペースのエントランス(写真:武藤 聖一)
内外のプールが一体化しているリラックススペースのエントランス(写真:武藤 聖一)

 エントランスを入ると、正面にレセプション、左にレストラン、カフェなどが並び、背後には4階建てのビューティードームと続く。中央のらせん階段が上下階を結び、コスメティックや各種マッサージルーム、マニキュア、ペディキュアなどのトリートメントルームが配置されている。円形の採光窓からの自然光は階下まで行き渡り、ソフトでナチュラルな雰囲気を醸している。

階段を中心にトリートメントルームが配置されている(写真:武藤 聖一)
階段を中心にトリートメントルームが配置されている(写真:武藤 聖一)

リラックススペース外の野外浴場(写真:武藤 聖一)
リラックススペース外の野外浴場(写真:武藤 聖一)

リラックススペースから見るソーラールーム(写真:武藤 聖一)
リラックススペースから見るソーラールーム(写真:武藤 聖一)

天井採光が快いリラックススペース(写真:武藤 聖一)
天井採光が快いリラックススペース(写真:武藤 聖一)

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