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 木質フローリングは、単層フローリングと複合フローリングに大別できる。前者は無垢材で、後者は基材合板の上に、薄い天然木の化粧単板を張ったものだ。

 住宅の床材としては複合フローリングが主流。最近では色やデザインのバリエーションに加えて、性能を高めた製品も増えてきた。


朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」(資料:朝日ウッドテック)

 耐傷性複合フローリングもその一つだ。基材表面に特殊MDFなどの硬質な材料を採用し、傷が付きにくい特性を持たせてある。キャスター付きの家具や車いすなどを使用する場合に適している。

 また、厚塗りの塗装を施しているため、いすを引いたときにできる擦り傷が付きにくく、ワックスがけが不要な製品も多い。建材・設備ガイドのプロフェッショナル・レビューでは、耐傷性複合フローリングの製品を評価する声が集まっている。


大建工業の「ダイハードN」(資料:大建工業)

 レビュー会員#0355内田正宏さんは、大建工業の「ダイハードN」に対し、「表面が丈夫な素材なだけに、カンナがすぐに切れなくなり大工さん泣かせな床板だが、その分、傷がつきにくく仕上がりはよいと思う」とレビューに記している。

 また、レビュー会員#0361田中幹也さんは、パナソニック電工の「NEWオーマイティフロアー」について、「採用して2、3年たつが、日射が多く、室内犬のいる部屋でも傷や色あせが目立たず、塗装の劣化も見られず、快適だ」と言及している。

 レビュー会員#0143青木哲也さんも、朝日ウッドテックの「ライブナチュラル」に対し、「床暖房を敷設する場所に無垢材を採用するのはかなり勇気がいる。そんなときには心強い」と記載している。


ノダの「クオリア」(資料:ノダ)

 一方、丈夫な半面、表面の質感に違和感を覚える人もいるようだ。「防汚・防傷機能は高いと思うが、質感が好きになれない」(レビュー会員#0488美鬚公さん、NEWオーマイティフロアー/パナソニック電工)、「表面の光沢感が目立ち、風合いとしてはいまいち」(レビュー会員#0361田中幹也さん、クオリア/ノダ)――などの声が挙がっている。

 12mm厚の一般的な複合フローリングの価格は、1m2当たり5500円(税込み)程度。それに対し、耐傷性複合フローリングは価格が高めだ。レビュー会員#0295野末英介さんは、パナソニック電工の「NEWオーマイティフロアー」について、「納入価格が無垢材と変わらない場合もある」と指摘している。


パナソニック電工の「NEWオーマイティフロアー」(資料:パナソニック電工)


●主な耐傷性複合フローリングの価格(税込み、1m2当たり)
・日本オスモ「オスモ3層フローリングD40ブラックチェリー」:約3万5000円
・大建工業「ダイハードN」:約1万1000円
・朝日ウッドテック「ライブナチュラル」:約1万~1万3000円
・パナソニック電工「NEWオーマイティフロアー」:約9000~1万円
・ノダ「クオリア」:約8000~1万円


日経ホームビルダー2月号の「ズバッと評価! 建材・設備」では、耐傷性複合フローリングに対する製品レビューをわかりやすく掲載しています。また、「建材・設備ガイド」のプロフェッショナル・レビューにも、耐傷性複合フローリングに関する製品レビューが続々と集まっていますので、こちらもご参照ください。