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 YKK APは、住宅の外窓を室内側から交換できる「スマートカバー工法」を開発。4月から販売する。既設の窓枠を残したまま交換するので壁工事が要らず、従来工法より交換費用や工期を削減できる。同社が展開する窓リフォーム市場開拓のための戦略的商品に位置づける。住宅エコポイントにも対応する。

新工法「スマートカバー工法」のイメージ。既設窓枠に取り付けた「ジョイント枠」を介して、室内側から新しい窓を設置する(資料:YKK AP)
新工法「スマートカバー工法」のイメージ。既設窓枠に取り付けた「ジョイント枠」を介して、室内側から新しい窓を設置する(資料:YKK AP)

 YKK APでは、内窓の設置よりも外窓の交換の方が窓そのものの本質的な改善になると位置づけている。同社代表取締役の吉田忠裕氏は、「住宅エコポイント制度で窓の断熱性能に対する生活者の意識が高まっている。これを機会に、外窓を含めた窓のリフォーム市場を開拓したい」と意気込む。

 外窓を交換する従来工法には、既設の窓枠を撤去する「カット工法」や、窓枠を残したまま屋外側から窓を取り付ける「カバー工法」がある。カット工法は、既設窓枠と外壁の一部を撤去するため、工事が大掛かりになりがちだ。カバー工法は、外側から新しい窓枠を取り付けるため、雨戸付き窓や面格子付き窓などで制約を受けるといった課題がある。

 新工法では、既設窓枠にジョイント枠(カバー枠)を取り付け、新しい窓を設置する。既存壁の工事がいらず、1窓あたり2時間程度で交換できる。室内側から取り付けるので、2階に設置する場合でも工事用の足場が要らない。雨戸付き窓や面格子付き窓など、外部に制約があっても取り付けることができる。既設の窓が他社の製品であっても交換可能だ。

外壁を撤去する「カバー工法」。外壁を一部壊すため工事が大掛かりになり、工期が長く、騒音・粉じんが発生するなどのデメリットがあった(資料:YKK AP)
外壁を撤去する「カバー工法」。外壁を一部壊すため工事が大掛かりになり、工期が長く、騒音・粉じんが発生するなどのデメリットがあった(資料:YKK AP)

スマートカバー工法の施工手順。ジョイント枠(カバー枠)を用いて新設窓枠を取り付ける。2時間程度で設置できる。室内側から設置が可能で、外壁を壊さなくていい(資料:YKK AP)
スマートカバー工法の施工手順。ジョイント枠(カバー枠)を用いて新設窓枠を取り付ける。2時間程度で設置できる。室内側から設置が可能で、外壁を壊さなくていい(資料:YKK AP)

 スマートカバー工法は従来工法より、費用や工期を抑えることができる。同社の試算によると、費用は7~8割に、工期は通常の場合で4~7割に、最短なら2~4割に短縮できる。室内側から取り付けるので足場が要らない点が費用や工期の短縮に貢献している。

従来工法(カット工法とカバー工法)と新工法の比較(資料:YKK AP)
従来工法(カット工法とカバー工法)と新工法の比較(資料:YKK AP)