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 久し振りのオランダである。アムステルダム中央駅から電車で北に向かい、海底トンネルをくぐりぬけ10分程のところに、ザーンダム(Zaandam)という工業地区がある。駅を降りたとたんびっくりする光景に出くわした。駅舎と周辺は工事現場になっていて、通常の駅機能がストップしているかのような状況であったからだ。ヨーロッパでは改札口はないし、ラッシュ時でも混雑することはまれだから問題はないのだろうが、むき出しの工事現場となっている駅舎を見るのは初めてである。

 訪問したインテル・ホテルズ・アムステルダム・ザーンダムは、市が開発中の駅周辺プロジェクトのひとつ。民家を重ねたようなグリーンのファサードがユニークな、地上12階建て延べ床面積7500m2のホテルだ。160室とプールやジム、会議場施設などを有し、総工費は1500万ユーロ(17億2500万円)。インテリアが一部未完成だが2010年3月に営業を開始した。WAN Architectenが設計を手がけた。

工事現場の中央にポツンと建つホテル。典型的な民家のスタイルを積み重ねたグリーンのファサードがアイキャッチャー (写真:武藤 聖一)
工事現場の中央にポツンと建つホテル。典型的な民家のスタイルを積み重ねたグリーンのファサードがアイキャッチャー (写真:武藤 聖一)

にぎやかで楽しそうなファサードのディテール (写真:武藤 聖一)
にぎやかで楽しそうなファサードのディテール (写真:武藤 聖一)

ファサードは壁面を多少、彫刻的なキャンチレバー状に設計している (写真:武藤 聖一)
ファサードは壁面を多少、彫刻的なキャンチレバー状に設計している (写真:武藤 聖一)

ホテル棟の周囲はまだ工事中だ (写真:武藤 聖一)
ホテル棟の周囲はまだ工事中だ (写真:武藤 聖一)