わが社の低炭素住宅
目次
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換気を含め躯体性能を高めた低炭素住宅
充填と外張りによる2重断熱やトリプルガラス樹脂サッシの採用などで高い外皮性能を確保。効率的な熱交換式換気システムも取り入れることで、高い「躯体性能」の確保を目指す。
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レンガ積みで温熱環境を調整する低炭素住宅
広島市の池芳工務店は、レンガ積みの外壁を取り入れた仕様の家づくりを手掛けてきた。レンガには、意匠性や遮音性に加え、温熱環境の調整効果も期待する。樹脂サッシや遮熱シートの採用と組み合わせ、気持ち良さを体感できる空間づくりの工夫を重ねる
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盆地特有の寒さに対応した低炭素住宅
埼玉・秩父の高橋建築は、北海道地域と同レベルの外皮性能を持つ家づくりを進めてきた。その理由は、冬季における早朝の寒さだ。「秩父パッシブハウス」では充填断熱と外張りの付加断熱を組み合わせ、外皮平均熱貫流率0.32W/m2Kを得ている
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長期の低燃費を目指して仕様設定した低炭素住宅
千葉県浦安市のアールデザインは、長く住み続けてもらうための「低燃費住宅」づくりに取り組む。付加断熱や高性能サッシの採用、給湯設備などの選定に際し、省エネ性能の向上と共に、長期的な視点に基づいたコストダウンと幅広い選択肢の確保を意識している
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室内の気流を抑えた低炭素住宅
にのみや工務店(茨城県桜川市)は全棟で設計と建設の性能表示を行い、長期優良住宅レベルを確保してきた。N邸も、低炭素住宅の認定レベルの仕様を備えている。これまで低炭素住宅の認定は取得していないが、国の動きに合わせて今後、低炭素住宅の認定も取得していく。
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大屋根で太陽光発電する低炭素住宅
山佐産業(鹿児島市)は、ヤマサハウスの名称で注文住宅を中心に年間約200棟を新築する。13年9月に完成した薩摩川内市の中郷モデルハウスは、同社3件目の低炭素住宅だ。
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夏の遮熱対策を加えた低炭素住宅
エコワークス(福岡市)は、N邸で同社初の低炭素住宅認定を取得した。天井に180mm、外壁に105mmの高性能グラスウールを充填して断熱性を高め、3.02kWの太陽光発電で実質設計エネルギー消費量を抑えた。
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古紙再生材を吹き込んで高断熱にした低炭素住宅
山口県の安成工務店は、グループ会社で調達する天然乾燥木材を用いた家づくりを展開している。軒を低くして日射をコントロールするといった設計の工夫に加え、高い断熱性を確保するためにセルローズファイバー吹き込み工法を採用しているのが特徴だ。
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スケルトン・インフィル+省エネの低炭素住宅
ナイス(横浜市)は2013年10月、低炭素住宅の認定を得た分譲住宅「ナイスアベニュー新津・八幡モデルハウス」を静岡県浜松市内に完成させた。躯体と、間仕切り壁や設備を分けて構成するスケルトン・インフィルの設計の下、高い外皮性能を確保している。
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温暖な地域で地産地消する低炭素住宅
2013年5月、愛媛県伊予市内に「菜の花タウンモデルハウス」がオープンした。新日本建設(松山市)が12年度住宅・建築物省CO2先導事業「えひめの風土と生きる家」の一環で建設した。木材をはじめ、多くの県産材を使用。温暖な気候を生かした低炭素住宅だ。
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分譲地ぐるみで低炭素住宅
ポラスグループの中央住宅(埼玉県越谷市)は2013年8月末、全38棟が低炭素住宅認定を取得する戸建て分譲地を販売開始した。さいたま市の「PRiME(プライム)」だ。次世代省エネルギー基準相当の外皮性能に加え、複数の省エネルギー設備を採用した。ここでは、先行して建てた1号棟を紹介する。
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土塗り壁を蓄熱に活用した低炭素住宅
東濃地域木材流通センターが2012年春、岐阜県恵那市に建てた「ZETH(ゼロ・エネルギー・ティンバー・ハウス)」を訪ねた。施工を手がけた金子建築工業にとって8番目の高断熱・高気密仕様のモデルハウスだ。土塗り壁と版築壁による蓄熱・調湿、そして調湿機能付き換気設備などで温熱環境を高めている。
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エアコン1台で全館空調する低炭素住宅
アサカワホームが2013年4月、甲府市内に建設した国玉分譲住宅は低炭素住宅認定と同等の省エネ性能を持つ。高断熱・高気密の外皮と、除加湿タイプの家庭用エアコン1台による全館空調を備えた。
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低炭素住宅認定取得!標準スペックでいち早く挑戦
2012年12月に始まった低炭素住宅の認定実績は、戸建て住宅で1月16件、2月29件、3月93件と少しずつ増えている。まだ様子見するビルダーも多いなか、先行して低炭素住宅に取り組むビルダーはどう工夫し、どこに苦心しているのか。埼玉県蕨市に拠点を置く高砂建設の建設現場を訪ねた。