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 屋上緑化先進国ドイツのノウハウを取り入れて、コストダウン等を図り、売上拡大を目指す……ビル向け樹脂系防水シートで最大手のアーキヤマデ(山出満社長、大阪府吹田市)が、独オプティグリュン社と技術提携した。多肉植物「セダム」を使った粗放緑化のノウハウを取り入れるのが狙いだ。アーキヤマデは2001年、造園分野に強い伊藤忠林業と提携しており、今回の提携を機に、屋上緑化市場での活動を加速させる意向。2003年度の粗放緑化分野の出荷量で2万平米を見込んでいる。

手を組む関係者。オプティグリュン社の2人の代表(右:M・ヘンネベルク、左:U・ハルツマン)、アーキヤマデの澤西常務(右から2人目)、伊藤忠林業の渡辺悠三社長(左)
手を組む関係者。オプティグリュン社の2人の代表(右:M・ヘンネベルク、左:U・ハルツマン)、アーキヤマデの澤西常務(右から2人目)、伊藤忠林業の渡辺悠三社長(左)

 オプティグリュン社は、発表資料によると、欧州の主要屋上緑化資材メーカーの1社で、2001年には欧州で120万平米の屋上緑化資材を出荷した。屋上緑化に適した土壌の配合研究、特に緑化工法と保水量の関係等でノウハウを持つという。アジアの屋上緑化市場への参入は今回が初めて。「アジアのほかの国々については、まず日本での実績を積んだうえで、順次、進出を考えていきたい」と同社のU・ハルツマン代表は語っている。

 アーキヤマデとしては、ドイツと日本の気候や法規等の違いを踏まえたうえで、今回の提携により「オプティグリュン社が持つコストダウンの手法や、効率のいいセダムの生産方法、メンテナンスのしやすい屋上緑化手法等々を取り入れ、生かしたい」(緑化分野を担当する澤西良三常務)と意気込む。独自に進めてきた開発とあわせて今後、セダムの集中生産を農場で行って屋上緑化に使う植物の生産コスト低減を図るほか、現場での施工を簡略化させるユニット化工法開発による工事費用低減、緑化導入時にもメンテナンス時にも負担が少なくなる屋上緑化工法の開発、等を進めていく計画だ。

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