PR
 札幌市は、市が管理する施設の耐震性能や劣化状況を評価するシステムを開発。今後、施設の建て替えや大規模修繕などの方針、優先順位を決める際に活用していく。

 同システムは鹿島との共同開発によるもの。建築の図面や、専門家による現地調査の結果など150項目を入力し、別途作成した保全計画や耐震診断データを取り込んで、「基本性能」「劣化」「耐震」の3点から評価する。建て替えや大規模改修などの指標は、3点の評価をまとめて施設保全コストなどを表示した総合評価として下す。また、部局ごとに管理していた施設の建て替えの必要性についても、評価順に一覧できる。

 同市は、昨年度に同システムで14施設を評価して、その有効性を確認しており、今年度は60施設を診断する予定だ。市内に抱える約2700の施設の半数が、10年後には築30年を迎えるため、「将来的には改修工事などの予算付けのツールとしても生かしていきたい」としている。

(高市 清治=日経アーキテクチュア)