プロジェクト
目次
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2011竣工:縄文文化と呼応する構成に
函館市縄文文化交流センター
縄文文化の発信と縄文文化を生かした地域づくりの拠点となる施設。博物館や体験学習・市民交流施設、道の駅の3つの機能を複合する。壁面を不定形な曲線で構成し、外壁は地場産の道南スギを乱張りした型枠によって自然な表情を出す。
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2011竣工:将来の大規模修繕を容易に
ブランシエラ浦和
長期優良住宅認定第1号分譲マンション。溶接を必要としないALC板外壁取り付け工法で、将来の交換をしやすくする。このほか、ステンレス製の高耐久インサート(埋め込み雌ねじ)など、大規模修繕や改修を容易にする工夫を施した。
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2011竣工:膜屋根で自然光を入れるプール
山口きらら博記念公園水泳プール
2011年の国体で水泳関連の競技会場となる施設。メーンプール上に膜屋根を採用。自然光を取り入れ、照明の使用量を減らす。膜屋根は外膜と内膜の二重膜とすることにより、結露を抑える。ペレットボイラーや太陽光発電など、自然エネルギーを活用する。
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2011竣工:木の良さを学べる保育園
ひらお保育園改築工事
団地内の保育園の建て替え。500m2以下の分棟とすることで、在来木造の良さを生かした建物とした。柱、壁、床にできる限り国産材を用い、子供たちの「木育(木のよさや木を利用することの意義を学ぶ)」に役立てる。
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2011竣工:倉敷チボリ跡地で進む2つの再開発
イト-ヨ-カド-倉敷ショッピングセンタ-、三井アウトレットパーク 倉敷
2008年12月に営業終了した、JR倉敷駅前にあった倉敷チボリ公園跡地の再開発プロジェクト。土地を所有するクラボウ(大阪市)から、イト-ヨ-カ堂が敷地約10万8000m2を借地し、東側部分の約4万2000m2に同社開発の商業施設を、西側部分に約6万6000m2に三井不動産が運営するアウトレットゾーン…
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2011竣工:異なる屋根で異なる光を演出
ヤオコー川越美術館(三栖右嗣記念館)(仮称)
画家の三栖右嗣の作品を展示する美術館。田の字型のプランとした。4つの空間の天井は、凹凸のシェル状の屋根や、丸窓のトップライトのあるフラットルーフ、全面トップライトなど、それぞれ異なる光環境にする。地熱利用や屋上緑化なども採り入れる。
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2011竣工:内部の賑わいを街につなげる
茶屋町東地区第一種市街地再開発
大阪・梅田ターミナルに隣接する茶屋町東地区の再開発事業。186戸の共同住宅と商業施設から成るタワー棟と、学校棟、業務棟、分棟などで構成する。学校棟や業務棟では低層部分に大きな開口部を設ける。内部の様子を外部に見せ、施設の賑わいが街につながる計画としている。
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2011竣工:パッシブ外装とエコボイドが連動
東洋製罐本社ビル
日射を効率よく遮蔽する方位対応型高遮熱のパッシブ外装システムを採用。集光装置と各階に設けた反射板で採り込んだ自然光を、エコボイドを介して低層階に導く。エコボイドは上下で分割し、気圧差で自然換気を行う。エントランスゾーンには外気冷却システムを採用。CASBEE-Sランクを目指す。
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2011竣工:周囲の緑を建築に取り込む
第一生命新大井事業所
第一生命大井本社ビル再編プロジェクトの1つ。周囲の緑を活用して省CO2を実現する郊外型オフィスのプロトタイプを目指す。バルコニーや中庭によって建物内外をつなぎ、ソーラーチムニーと連動した自然換気や太陽電池なども採用して省エネ化する。
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2011竣工:ショッピング感覚で利用する公共施設
由利本荘市文化交流館「カダーレ」
多機能ホールや滞在型図書館、プラネタリウム機能を備えた自然科学学習室などが入る複合施設。各部屋を「わいわいストリート」と呼ぶ空間でつなぐ。部屋それぞれの賑わいを感じながら、ショッピング感覚で施設を利用できるように工夫した。
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2011竣工:省CO2の取り組みを来訪者にアピール
尾西信用金庫
既存の本店脇に新築するBCP(業務継続計画)対応の事務センター。電算室などが入る。地中熱を利用したヒートポンプ空調システムや太陽光発電、LED照明などを導入。それらの環境技術の運用状況をエントランスなどに設けた省CO2表示パネルによって来訪者が分かるようにする。
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2011竣工:陶器のルーバーで和風とモダンを融合
台北大直樂群二路集合住宅
全25戸の集合住宅。1戸平均100坪を超える「2戸1」型のプランとした。全周を覆う50cm角のテラコッタのルーバーによって、クライアントの要望であった和風とモダンの融合を図った。ルーバーはサンシェードの役割を兼ねる。
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2011竣工:地形を生かした中庭を整備
融匯泉景B区
幼稚園を併設する総戸数約2580戸の集合住宅。起伏の激しい重慶地区のなかでは比較的緩やかな斜面地に建設する。リズミカルな棟配置によって高容積率化を図る。地理的な優位性や気候風土を最大限に生かした中庭空間を整備し、競争力を高める。
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2011竣工:集積する本を石の外壁で表現
広州新図書館(Guangzhou New Library)
開架図書350万冊を有する大型の市民図書館。外観は乱石積みのような石の外壁とガラススリットにより、積み重なる本をイメージした。全階を吹き抜けにした閲覧室を設けて、視覚的にも「350万冊」を感じられるようにする。
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2011竣工:窓まわりの空調エネルギーを12%削減
みなとみらいグランドセントラルタワー
みなとみらい地区のほぼ中央に建つ地上26階のオフィスビル。窓まわりに高気密仕様の電動ブラインドを併用した簡易エアフローシステムを採用。外部ルーバーとの相乗効果で、空調エネルギーを12%削減する。CASBEEでSランクを取得済み。
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2011竣工:トリプルスキンや地熱利用で省CO2に
SPRC4PJ(塩野義製薬研究新棟)
4カ所に分散していた塩野義製薬の研究機能を集約する。閉鎖的、分散的になりがちな研究施設を開かれた空間に感じられるように工夫した。外装はアルミルーバー、カーテンウオール、RC壁によるトリプルスキンとした。コア部分にトップライトで自然光を採り入れ、タスク・アンビエント照明と連動させる。外周部にはリフレッ…
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2011竣工:外に居るような開放感の教室
宇土市立宇土小学校
くまもとアートポリス事業の1つとして公開型プロポーザルで設計者を選定した。L字型の壁と中庭でゾーニングする構成だ。中庭には樹木を配し、屋外のように開放的な教室にする。折れ戸を採用して大開口を確保。風を取り入れる工夫も盛り込んだ。
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2011竣工:織物のように雁行する外装
上海太平金融大廈(Taiping Financial Tower)
海陸家嘴地区の中心部に建設するオフィスビル。雁行するガラスカーテンウオールは糸の織り目をモチーフに、都市環境の様々な対立が「調和」するシーンを表現した。外装の縦マリオンには自然換気口があり、外気をビル内に導入する。
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2011竣工:3種類の多面体を連結して構成
今治市伊東豊雄建築ミュージアム
展示・レクチャー棟「スチールハット」と伊東豊雄氏の自邸を再現した「シルバーハット」の2棟で構成する。スチールハット(下のパース)は1辺3mの正方形、正六角形、正三角形を連結させて形成。多面体の鋼板の稜線部分に沿うように鉄のフラットバーを配置する軸組みブレース構造を採用した。事業費の一部を伊東氏自身が…
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2011竣工:樹脂窓を組み合わせたファサード
YKK AP埼玉窓工場
樹脂窓などの高機能窓工場。外装の厚さ50mmの断熱鋼板パネルと仕口部が同型状のアルミサッシを開発した。サッシを断熱鋼板用の下地(胴縁)に固定する仕組みとすることで、外壁パネルの施工会社がサッシも同時に取り付けられる。