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 現地を見て回ると、一般のテレビや新聞で報道されている以上に数多くの木造住宅が致命的な被害を受けていた。特に震源に近かった輪島市道下(とうげ)地区は、今回の地震で集落全体が壊滅的な被害を受けた。古い住宅に限らず、築10年、築20年程度の比較的築年数の浅い住宅でも完全に倒壊したものがある。

 住宅がこれだけの被害を受けたのに亡くなった人が一人というのは、奇跡的なことだと受け止めるべきだ──。能登半島地震が発生してから2日後の3月27日から28日にかけて、石川県輪島市の市街地、同市門前町、同市道下地区、穴水町などを踏査した率直な思いだ。

写真1:壊滅的な被害を受けた輪島市道下地区の集落。八ケ川沿いに広がる(写真:安達 功)
写真1:壊滅的な被害を受けた輪島市道下地区の集落。八ケ川沿いに広がる(写真:安達 功)

写真2:倒れた建物が自動車を押しつぶした(輪島市道下地区)
写真2:倒れた建物が自動車を押しつぶした(輪島市道下地区)

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