日本建築家協会(JIA)は1月25日、大阪府知事選挙の候補者を対象に実施した調査で、橋下徹候補が建築設計者選定は一般競争入札を原則とすることなどを回答したと発表した。橋下氏は27日に初当選した。
大阪府知事選挙の立候補者5人のうち3人が、JIAの公開質問状に回答した。このなかで橋下氏は、建築設計者選定方式について「原則、一般競争入札を行うが、ケースによっては能力による選択方式を採用することもある」と考えを表明した。
設計業務報酬の基準を定めた1979年の旧建設省告示1206号を目安として、設計入札に最低制限価格を導入するかどうかについては、基本的には肯定した。ただ、小規模で一般的な用途の建物の設計入札では、告示と関係なく最低価格の応札者と契約する可能性もあるという方針を示した。