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【改正建築士法】管理建築士の資格取得のための「みなし講習」は8月下旬に開始
建築技術教育普及センターは3月14日、管理建築士の資格を取得するための「みなし講習」について、スケジュールなどの概要を公表した。改正建築士法では、建築士事務所を管理する管理建築士の資格取得制度が創設される。既に管理建築士として業務に従事している場合も、改正建築士法の施行日から3年を経過するまでに管…
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街区でCO2を30%削減する環境共生マンションが北九州市に竣工
新日鉄都市開発が北九州市八幡東区で開発を手がけ、環境省の「街区まるごとCO2 20%削減事業」に選定された環境共生マンション「リビオ東田ヴィルコート」I街区が3月17日、竣工した。自然エネルギーの活用や省エネルギー設備などを導入し、建設中のII街区と合わせた街区全体で、CO2の排出量を30%削減で…
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【改正建築基準法】適判物件の過半数は低層建物、日事連の調査で判明
日本建築士事務所協会連合会(日事連)が会員を対象に確認申請のアンケート調査を実施したところ、会員が挙げた構造計算適合性判定(適判)の代表的事例の過半数を、2階建て以下の低層建物が占めた。確認審査に必要な改善策として、適判対象の見直しを求める回答が多かった。日事連は調査結果を3月14日に発表した。
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建築の創造性は改正法下で残るのか
6・20改正建築基準法ショックが直撃した建築界。2008年は改正建築士法施行で、さらなる環境変化が予想される。一連の法改正は、建築デザインの創造性にどのような影響を与えるのか――。日経アーキテクチュアは構造設計者の金箱温春氏(金箱構造設計事務所)と、意匠設計者の山下保博氏(アトリエ・天工人)、ヨコミ…
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高波による浸水被害を予測する、解析技術をフジタなどが開発
フジタは、独立行政法人港湾空港技術研究所と高環境エンジニアリング(東京都渋谷区)と共同で、「越波(えっぱ)災害予測技術」を開発した。
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大規模災害時の被害認定を手引書に、内閣府が自治体向けにまとめる
内閣府は、大規模災害時に住宅などの被害を認定する作業の手引書を自治体向けにまとめた。2001年に制定した「全壊」「半壊」などの認定基準を基に、細かい手順に踏み込んで解説している。り災証明書の発行のためのシステム構築なども促す。
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天井材落下プールの空調ダクトに穴、豊田市が発表
豊田スタジアム(愛知県豊田市)の屋内プールで1月に起こった天井材落下事故の調査で、市はこのほど、天井裏の空調用ダクトなどに穴が見つかったと発表した。事故との因果関係があるかどうかは確認中だ。
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練馬区が絶対高さと最低敷地面積の制限を施行、渋谷区や目黒区も規制の動き
東京・練馬区は、「建築物の敷地面積の最低限度」と「絶対高さ制限」を定めた都市計画変更を3月7日に告示・施行した。練馬区は、低層建築物が9割以上を占める住宅市街地だ。建て替えによる敷地の細分化や高層ビルの建設によって住民トラブルが増えてきたという。
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【改正建築基準法】適判判定員の越権行為への対策を、JSCAが国に要望
日本建築構造技術者協会(JSCA)は3月10日付で、構造計算適合性判定(適判)機関の判定員が個人的見解の押し付けなど越権行為をしないように、国土交通省に要望書を提出したと発表した。
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「跳ね上げサッシ」の特許権を取得、日本綜合地所など
日本綜合地所と三協・立山ホールディングス、ウイルの3社は3月4日、共同で開発した「跳ね上げサッシ」の特許権を取得した。持分は日本綜合地所が50%、三協・立山ホールディングスとウイルが25%ずつとなっている。3月下旬に引き渡し予定の分譲マンション「レイディアントシティ印西牧の原アクアヴィラ」に採用す…
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竹中工務店設計部が取り組む「エコ・エモ建築」とは?
竹中工務店大阪本店設計部は、「環境に配慮し(エコロジーで)、情感に訴える(エモーショナルな)建築」をつくるための研究と実践に取り組んでいる。これを「環境人間学的建築」と呼び、「エコ・エモ建築」と称している。
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仮想空間で広がる建築の新発想と可能性、デジタルデザインコンペ結果発表〈前編〉
3次元仮想世界の新しい空間デザインの可能性を探る「デジタルデザインコンペ2007」(日経アーキテクチュア、nikkei TRENDYnet、nikkei BPnet共催)。インターネット上の代表的な仮想世界サービス「セカンドライフ」を舞台に、21世紀の「生活博物館」をつくるというテーマに応えた、個…
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国立マンション訴訟で市の上告棄却、明和地所の一部勝訴確定
東京都国立市の条例制定で既存不適格となったマンションの扱いを巡り、マンション発注者の明和地所(東京・渋谷)への損害賠償を市に命じた東京高等裁判所の判決が確定した。最高裁判所は3月11日、市の上告の棄却などを決定した。高裁判決は2005年12月19日付で、市に請求額の約6パーセントに当たる2500万…
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鉄筋切ったままマンションを竣工させる、東武建設が長野県で
東武建設(栃木県日光市)が長野県佐久市内のマンションで鉄筋の一部を切断し、そのまま竣工させていたことがわかった。長野県が3月7日に発表した。
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第21回村野藤吾賞に北川原温氏の「中村キース・へリング美術館」
村野藤吾記念会は3月11日、第21回村野藤吾賞が北川原温氏の中村キース・へリング美術館に決定したと発表した。受賞理由として「人間の心に根付く闇と希望を描いた作品の展示にふさわしい空間」であることを挙げた。
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【デジタル操るアナログ力】(4)アルゴリズミック・デザインは「形態ゲームではない」
「実施が難しいものをできるようにする技術と、どうやってもできないものをできるようにする技術は違う」。建築家の渡辺誠氏(渡辺 誠/アーキテクツ オフィス代表)はこう語る。
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マンションつくる職人たちを動画で紹介、長谷工がウェブサイト更新
長谷工コーポレーションはこのほどウェブサイトをリニューアルし、マンション施工に携わる職人たちの動画などを見せる「技術・品質」のサイトを新設した。自社の技術だけでなく協力会社の仕事ぶりも紹介することで、技術力や品質を重視する企業姿勢をアピールしている。
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トステムフランチャイズチェーンのウェブサイト公開
トステムは3月11日、トステムフランチャイズチェーン(TFC)のウェブサイト「TFC-NET」を公開した。全国のTFC加盟店や、新築からリフォームまでの施工例、工務店、商品情報などを紹介する。
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人気投票1位は東京・丸の内のレストラン「カフェ ガーブ」、商空間アワード2007
日経アーキテクチュアが主催する「商空間アワード2007」で、2月26日から3月10日まで実施した人気投票の結果がまとまった。1位は45票を獲得した「RESTAURANT CAFE GARB(カフェ ガーブ)」。東京・丸の内にあるレストランで、ブラウンバッグ・ラボ代表の阿部信吾氏が設計した。「丸の内…
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【デジタル操るアナログ力】(3)提案を考える時間ができる
頭の中に描いた建築空間をまず平面図に落とし込み、次いで立面図や断面図へと移る。これが一般的な基本設計の作業だろう。一方、BIM(ビルディング・インフォメーション・テクノロジー)を用いると、設計者は3次元モデルをダイレクトに描いていく。平面図、立面図、断面図を同時に作成していくイメージに近い。