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目次
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職人不足を克服する仮階段
蹴上げの高さをミリ単位で調整可能
東日本旅客鉄道(JR東日本)が東鉄工業と共同で、設置が簡単で汎用的に繰り返し使える仮階段を開発した。施工方法を簡易にすることで職人不足にも対応。材工費を2~3割下げられるという。特許出願中だ。
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体育館の大規模天井の崩落を完全再現
学校の体育館は地震時に安全なのか――。防災科学技術研究所(防災科研)が1月28日に公開した実大振動実験で、2000年以前に一般的だった仕様の吊り天井が、大地震で崩落するメカニズムが再現された。
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セトレマリーナ、巨大エオリアンハープの音色を動画で
琵琶湖大橋の東側、ヤンマーマリーナの敷地内に昨秋オープンしたセトレマリーナびわ湖。「風」と「土」をテーマに計画したリゾートホテルだ。目玉の1つが「風で音が鳴る」ミュージックホール。建築自体を巨大なエオリアンハープに見立てて設計した。実際の音色が分かる動画を交えて紹介する。
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追悼・鈴木博之氏、盟友が語る建築史家の気概
建築史家で青山学院大学教授の鈴木博之氏が2月3日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。68歳だった。親交があつかった建築家の石山修武早稲田大学教授に、その業績を振り返ってもらった。
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URの住戸改修にイケアが参画
若年層を呼び込み空室解消と団地活性化を狙う
都市再生機構神奈川地域支社(UR)が家具販売を手掛けるイケア・ジャパン(千葉県船橋市)との協業を深める。URが横浜市で管理する築16~45年の4団地で、計13住戸の改修にイケアが参画する。2月6日に発表した。
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消防庁が防炎カーテン7製品の回収を指示
総務省消防庁は一部の防炎カーテン製品に、防炎性能がないものがあったとして自主回収を指示した。2月5日に同庁が発表。対象となるのは7製品計800枚で、事業者名と製品名を公表した。
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全日本建築士会の建築家賠償責任保険を廃止
日新火災海上保険は2月7日、一般社団法人の全日本建築士会を通して販売していた建築家賠償責任保険(建築士賠償責任補償制度)を廃止することを、同保険の加入者に通知した。
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影響鑑みスピード解決、神鋼ボルトの認定漏れ問題
神鋼ボルト(千葉県市川市)の建築用高力ボルトが国土交通大臣認定に適合しない状態で出荷されていた問題で、国土交通省は1月31日、流通している4種類のボルトについて追加認定した。これによって、現在進行中の工事現場でも、同社製の高力ボルトの使用が認められるようになった。
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1700超の医療施設で防火設備に違反
全国1724件の医療施設で、防火設備に関する建築基準法違反があることが分かった。さらに無届けによる増改築があった施設も541件あることが判明した。2013年10月から14年1月にかけて全国の特定行政庁が実施した緊急点検の結果を、国土交通省が2月5日に明らかにした。
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公共施設「撤去の時代」に、住民8割が賛成
日本政策投資銀行らがまとめた住民意識調査によれば、老朽化する公共施設を更新せずに減らすことに賛成の住民が8割に上った。総務省は2014年度から、自治体に対し施設撤去費の地方債発行を認める。公共施設はいよいよ撤去の時代に入る。
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PM2.5にも対応、熱回収90%の換気ユニット
LIXIL(リクシル)は4月1日に熱交換の効率を高めた換気ユニット「エコエア90」を全国で発売する。微小粒子状物質のPM2.5にも対応。1月30日に発表した。
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京都・鴨川に現代和風ホテル、リッツカールトン開業
京都市役所(中京区)から東に歩いて数分の鴨川沿いに、「ザ・リッツ・カールトン京都」が2月7日、開業した。2011年1月に閉館した「ホテルフジタ京都」の跡地に、積水ハウスが新たに建設した高級ホテルだ。地下3階・地上4階の建物が鴨川に沿って南北に細長く延びる。外観は金属やプレキャストコンクリートといった…
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太陽光パネルによる景観侵害で訴訟
由布岳が望める別荘地の景観を、庭と住宅に設置した大量の太陽光発電パネルが侵害しているかどうかを別荘地の住民同士が争う裁判が、大分地方裁判所で起きている。
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コンクリート空間に浮く杉の板間
設計者こだわりの建材・設備 「LOP」(東京都杉並区)
LOP(ロップ)は住宅密集地にある約27坪の敷地に建つ4戸の集合住宅。鉄筋コンクリート造だが外壁には白い断熱塗装を施し、外観は木造住宅のようにも見える。しかし、室内にはコンクリート打ち放しの構造が現れている。
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山下設計が中国の病院コンペで勝利
山下設計が中国・蘇州市に新たに建設する病院「蘇州独墅湖医院」の国際設計コンペで1等当選した。蘇州市にある蘇州大学独墅湖キャンパスに隣接する15万6295m2の敷地に、同大学付属病院の新設の病院を建設するプロジェクト。医療用の重粒子線治療施設も併設される予定で、最先端医療施設を目指す。延べ面積は20万…
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「1部屋耐震補強」で震度7に耐える
京都大学防災研究所と大阪府木材連合会(府木連)は、6畳1部屋だけの耐震改修によって、旧耐震基準の木造2階建て住宅でも条件次第で震度7相当の地震に持ちこたえられることを実大実験で示した。
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横浜市が新庁舎、五輪前にこだわり設計・施工一括
横浜市は、2014年度の予算案に新市庁舎の整備検討費用を計上。設計・施工一括での発注を前提に具体的な検討を進める。従来計画より事業期間を2年短縮し、20年の東京五輪開催前の完成を目指す。
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東京青山「億ション工事失敗事件」続報
類似した前例で関係者はどう動いたか
東京都港区南青山に建つ完成間近の億ション「ザ・パークハウスグラン南青山高樹町」で、多数のスリーブ(貫通孔)を入れ忘れたため、購入者の契約解除にまで発展した「工事失敗事件」に、極めて類似した前例が2008年に長野県で発生。建物は最終的に解体されていた。
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地中海のリゾート、キプロス首都を引き裂く「壁」
キプロス(Cyprus)は、地中海に浮かぶたくさんの島々の中で3番目の大きさを誇る、面積約9200km2の島である。2004年にEU(欧州連合)に加盟し、2008年からはユーロを通貨としているヨーロッパの一員でもある。
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空き家対策で跡地借り受ける新制度、東京都文京区
東京都文京区は2014年度から、危険な空き家の解体推進策を導入する。十分な維持管理がなされておらず、危険な状態にあると区が判断した空き家について、所有者が負担した解体費用を区が助成。跡地を区が借り受ける。公共目的で利用すれば、所有者は固定資産税が減免される。解体費用と固定資産税の負担を軽減されること…