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【現場監督の実態(1)】監督の悩みは「忙し過ぎて勉強できない」
日経ホームビルダー読者の現場監督にアンケート調査したところ、93%が何らかの不満や悩みを抱えていることがわかった(グラフ3)。不満や悩みで多いのは、「忙しすぎて勉強する時間が取れない」「忙しすぎて監督業務がきちんとできない」。それぞれ38%に達した(グラフ1)。
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日本のODAプロジェクトは他国よりも高コスト、財務省が指摘
財務省は5月19日に開いた省内の審議会で、日本が政府開発援助(ODA)で外国に建設する建物や道路は他国のつくるものよりも高コストになっていると、事例を挙げて指摘した。事例は学校施設2件と道路1件で、どれも日本企業が施工した。
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“階数偽装”の建物所有者が「構造の不適合見つかれば是正」とコメント
大阪市内の賃貸マンションに建築確認時よりも階数の多い物件が見つかっている問題で、建物所有者のユービー(大阪市)が、「建物の構造に建築基準法に適合しない部分が見つかれば是正や補強工事を行う」とコメントした。5月16日付でウェブサイト上に発表した。
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住木センターが伝統木造の耐震性検証へ委員を募集
日本住宅・木材技術センター(住木センター)は、工務店などに勤めて伝統的な木造住宅の建設を手がける実務者を対象に、伝統木造の耐震性などを検証する委員会のメンバーを公募している。簡易で耐震性を審査しやすい伝統木造の設計法を新たにまとめることが、一つの目的だ。募集する人数は20人程度で、締め切りは5月2…
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溶接の時間とコストを50~70%低減 JFEスチールなどが新技術を開発
JFEスチール(東京都千代田区)とJFEエンジニアリング(東京都千代田区)は、鋼構造物に適応する「高能率狭開先アーク溶接技術」を開発した。高層ビルなどにおける溶接の時間やコストを50~70%低減させる。
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建設大手の採算悪化が鮮明に、2007年度決算で
大手建設会社5社の2007年度の単体決算で、建築工事の採算悪化が鮮明になった。竹中工務店を除く4社の建築工事の完成工事総利益率(粗利益率)は、平均で4.4%と、前期実績を1.5ポイント下回った。激しい受注競争による国内工事の採算悪化や資材価格の高騰が響いた。
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動線を漏れなく検出する画像センシングを開発、富士通研究所
人の動きを正確に検出する「画像センシング技術」を、富士通研究所(神奈川県川崎市)が開発した。店舗内の顧客の動きや滞在時間を忠実に定量化できることから、販売戦略の検討などに応用できる。
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新宿のモード学園コクーンタワー建設現場で作業員が墜落死
モード学園コクーンタワーの建設現場(東京都新宿区西新宿1丁目)で、5月16日午前11時ごろ、とび職の作業員が墜落死した。コクーンタワーは清水建設が施工中の地上50階・地下4階建てのビルだ。
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談合を認めたある設計者の告白
「これまで談合を肯定も否定もしてこなかった。へらこい(ずるい)ことです」――。2007年の春まで高知県内で設計事務所を営んでいたA氏は、苦い表情で煙草をくわえる。
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【ミラノサローネ】自然エネルギーをテーマに建築家やデザイナーがコンセプト作品を発表
ミラノ大学構内では、イタリアのインテリア・デザイン誌「INTERNI」とミラノ市が協賛するイベントが開催された。「GREEN ENERGY DESIGN」というテーマで、著名な建築家やデザイナーが様々なインスタレーションを制作した。
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200年住宅を想定したマンション修繕履歴管理サービス、東電子会社がウェブで開始へ
東京電力子会社のファミリーネット・ジャパン(東京・渋谷)は5月15日、分譲マンションを対象とした「住宅修繕履歴管理サービス」を11月にウェブサイト上で開始すると発表した。共用部分と専有部分に対する修繕や補修の記録をサイトに保存できるサービスで、200年住宅の住宅履歴書の整備に利用されることを想定し…
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床仕上げとしても使えるセルフレベリング材、マスタック
マグネシウムなどを原料にした高性能のセルフレベリング材「MGレベラー」の販売を、マスタック(東京・港)が始めた。圧縮強度が60N/mm2以上あって摩耗に強いことから、下地を均一に整える材料としてだけでなく、店舗や工場などの床の表面仕上げ材としても使える。
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【使える、身近なプレゼン(4)】監理報告書は発注者も閲覧できるブログで管理
佐藤宏尚建築デザイン事務所(東京都港区)では、業務に関するほぼすべての情報を、外部のサーバーに保存。インターネットを介して社内ブログで管理している。ブログで閲覧できるデータは、取引先やメーカー担当者の住所録から設計変更の内容、監理報告書までと徹底している。
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“健康・省エネ住宅”の推進を国民運動にしたい
大阪・四条畷市で歯科医院を開業している上原裕之氏。14年前に、自宅兼診療所を新築した際に、家族や従業員に「目が染みる」「気分が悪くなる」という症状があらわれた。今でいう「シックハウス症候群」だ。以来、NPO法人「シックハウスを考える会」を設立し、国や住宅産業界、医師会等に様々な働きかけをしてきた。
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大阪で“階数偽装”の賃貸マンションが次々発覚
不動産会社のユービー(大阪市)が所有する大阪市内の賃貸マンションに、階数が建築確認時よりも多く、完了検査を受けていない物件が次々と発覚している。5月15日時点で8棟が確定した。市建築指導部によると、ユービーは市の指導に応じて階数を是正する姿勢を示している。
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施工ミスの老人ホームで労災隠しの疑い、奥村組現場所長らを書類送検
大阪市阿倍野区の老人ホーム建設現場で2007年11月に労働災害があり、大阪南労働基準監督署はいわゆる労災隠しを幇助(ほうじょ)した疑いで、当時の奥村組現場所長を5月12日に書類送検した。
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「改正建基法の影響があった」、九州地整の指名停止で関係者語る
福岡市の設計事務所が、構造設計のできる人材を確保できなかったのがきっかけで指名停止措置を受けた件について、事務所の関係者は「人材難には改正建築基準法の影響があった」と話した。
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【ミラノサローネ】「二律双生」を表現する白と黒の空間──レクサス
ミラノ市内の常設美術館「ミュゼオ・デッラ・ペルマネンテ」では、トヨタ自動車レクサスブランドによるアートエキシビジョンが開催された。レクサスの出展は今年で4回目。空間構成および展示作品制作は、nendoが担当した。
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【使える、身近なプレゼン(3)】「現場にビデオカメラ設置」でコスト削減
「契約する際、特記仕様書に、現場にビデオカメラを設置することと、光ファイバーなどブロードバンド環境を整えること、という項目を加えてもらう」。大橋諭アーキテクチャー(静岡県浜松市)代表の大橋諭氏は、こう打ち明ける。
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人材不足なのに技能者の賃金が下がる 日建連の実態調査
技能者は不足しているのに賃金が下がるという建設現場の異変が、日本建設業団体連合会(日建連)が実施した調査から浮かび上がった。