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【ミラノサローネ】シンプルながら、デザインのスパイスの効いた木のいす──ヴィトラ、アルテック
ヴィトラの展示ブースには、多くの来場者が集まっていた。今年は白いスクリーンで区切っただけというシンプルな会場構成で、新作のコンセプトと合致している。
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【ミラノサローネ】アラビアンナイトのような世界観を表現──エドラ
エドラの展示ブースは、イタリア人建築家のマッシモ・モロッジ(Massimo Morozzi)が手がけている。金色に輝くパーティションは、モロッジがデザインした収納家具「Paesaggi Italiani」だ。「アラビアンナイト(千夜一夜物語)」のような世界観をテーマにしている。
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一連の施工ミス踏まえ「品質管理の原点に帰る」、竹中工務店
2007年11月以降、大手建設会社の建物の施工ミスが相次いで発覚した。竹中工務店の施工物件では、東京都内のマンションや宮崎市内の庁舎が該当した。このほかに労災隠しが発覚したことも重く受け止めた竹中工務店は、品質管理と法令順守(コンプライアンス)の新体制を4月に発足させた。主に品質管理に関して、新体…
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「偽装を見逃さず照合するのは不可能」との意見も、改正建基法下の大臣認定プログラム
大臣認定構造計算プログラムコンソーシアム事務局は4月16日、NTTデータの構造計算プログラム「SEIN La CREA」(以下、SEIN)の試験的な利用を通じて挙がった意見・要望の一部を公開した。なかでも特徴的なのは、「膨大なページ数の計算書で偽装を見逃すことなく照合するのは事実上不可能だ」とする…
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【近隣トラブル】住宅建築の現場近隣から「音がうるさい」とクレーム
住宅建築の現場で近隣住民から持ち込まれる苦情はさまざまだ。中には家づくりのプロにとって明らかに理不尽と思える苦情など、対応が難しい例も増えている。住宅会社の現場担当者に必要なのは、近隣トラブルにつながる現場のリスクに気付くアンテナを磨くことと言える。
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【住宅事件簿】ナゾ多き“乾材害虫”ヒラタキクイムシ見参!
引き渡しから1年近く経過した分譲戸建て住宅の顧客から、強烈なクレームが住宅会社A社に飛び込んできた。2007年6月のことだ。
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【ミラノサローネ】明るく快適なリビング空間を提案――カッシーナ
カッシーナやカッペリーニなどの有名家具メーカーを傘下にもつポルトローナフラウグループは毎年一つの巨大な空間に傘下各社の展示ブースを展開する。グループのアイコンとして登場したのは、大きな箱だ。透明な箱の中には各社のこれまでの商品が積み重ねられ、照明や光を反射するシートによってホログラムのような効果を…
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【ミラノサローネ】個性的なデザインいすが集まった、華やかな展示ブース──モローゾ
昨年はモノトーンの展示空間だったモローゾは、今年は赤や白、グレーなど高さの異なるプラスチックパネルを天井から吊り下げて細かくパーテーションを区切ると同時に、照明の光を透過させてシャンデリアのような役割ももたせた。参加デザイナーによる新作家具の下には様々な模様のカーペットが敷かれ、作品の世界観を際だ…
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【ミラノサローネ】ソファから小物まで細部にわたって美しく整えられたリビング空間──ドリアデ
まずフィエラの見本市会場から紹介するのは、ドリアデである。“ホームリビングの美”を追究する同社は、会場を大きく4つの空間に分け、ソファや収納のほか銀器などのオブジェを含めて総合的にスタイリングし、落ち着いた雰囲気の中にも斬新さのあるリビングを提案していた。
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【労働実態調査その4】世間水準よりも強い建築士の社会貢献意識
報酬が低くても成果品の品質を保とうと努力する建築士は多い。「武士は食わねど高楊枝(たかようじ)」という姿勢は、建築界の屋台骨を少なからず支えてきた。
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施工中のジャッキアップで木造住宅崩壊、作業員1人が死亡
栃木県足利市内で施工途中の木造2階建て住宅が4月11日、ジャッキアップ中に崩壊し、作業員1人が死亡した。設計よりも強度が低い柱を取り替えるため、ジャッキで浮かせる作業をしていた。
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清水建設が都市部の自然環境の評価手法を確立
清水建設は、都市部の自然環境を客観的に分析・評価していく独自の手法を確立した。今後、大規模開発に伴う緑化プランの策定などに活用していく方針だ。
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クリーンルームの振動を効率よく低減、竹中工務店が新システム開発
竹中工務店は、クリーンルームで発生する様々な振動を効率的に低減する「防振クリーンルーム架構」を開発した。従来、高振動数と低振動数とで異なる低減措置を講じていたのを、一つのシステムで対応する。これによって、対策に必要な装置の設置スペースを削減し、工期の短縮を図る。
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【労働実態調査その3】時給約2000円、週休2日とは程遠い建築士の労働環境
早朝から深夜まで、そして土日も仕事に追われる――。日経アーキテクチュアのアンケート調査では、こうした建築士の悲鳴を裏付ける結果が浮き彫りになった。
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「異分野混合デジタルデザインコンペ」に見る選者の視点
日経アーキテクチュア、日経トレンディネット、日経BPネットが共催し、この3月に結果を発表した「デジタルデザインコンペ2007」では、属するジャンルを問わず、広くクリエーターから作品を募った。審査委員も、複数の分野から迎えている(「要項」はこちらを参照)。将来的に開拓が進むだろう仮想世界(空間)や、…
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【労働実態調査その2】設計事務所の平均年収は51.9歳で669万4000円
格差を最も端的に示すのが収入だ。本誌のアンケート調査によって判明した一級建築士の平均年収は、設計事務所では51.9歳で669万4000円、ゼネコンでは49.5歳で763万3000円だった。ただ、年収の分布に生じたばらつきは大きい。
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200年住宅に「200万円」の補助
国土交通省は4月14日、東京都内で住宅業界団体向けに200年住宅の説明会を開催、4月11日から提案募集を開始した200年住宅のモデル事業(超長期住宅先導的モデル事業)の応募方法や意義などについて解説した。
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構造・設備設計一級建築士の資格取得講習、受講資格に関する質疑例を発表
建築技術教育普及センターは、6月~7月に実施する構造・設備設計一級建築士の資格取得講習(みなし講習)を受ける資格に関して、よくある質問と回答をこのほど発表した。
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鉄筋切られた長野のマンション、耐震性不足で解体へ
東武建設(栃木県日光市)が鉄筋の一部を切断したまま竣工させた長野県佐久市内の分譲マンション「サンクレイドル佐久平」は、耐震強度が建築基準法の基準を満たしていなかった。建て主のアーネストワンが4月10日に県に報告し、県が11日に発表した。
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【労働実態調査その1】4割の建築士が抱く「下流」意識
一級建築士の約4割が世間と比べて自らの生活水準を“下流”と考える――。これは日経アーキテクチュアが2008年1月から2月にかけて、設計事務所やゼネコンで働く一級建築士に対して実施したアンケート調査の結果だ。世間と比べた生活水準を「中の下」または「下」と答えた人を下流とした。下流と感じる建築士の割合…