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 北海道洞爺湖サミット国際メディアセンター(北海道留寿都村)の工事現場で2月16日に起こった仮設屋根崩落事故の原因は、屋根の構造計算のミスであることがわかった。国土交通省北海道開発局が4月25日に発表した。

 仮設屋根の構造計算は、メディアセンター施工者の竹中工務店・岩田地崎建設・伊藤組土建JVの2次下請けで仮設機材リース会社の日建片桐リース(札幌市)が担当した。屋根の脚部にかかるスラスト(外側へ押し出す水平方向の力)を考慮せずに計算した結果、水平耐力は竹中工務店JVが求めていた水準を下回った。積雪荷重で発生したスラストに対して、仮設屋根の脚部や鉄骨トラス頂部が強度不足となり、崩落に至った。

 道開発局は、元請けである竹中工務店JVを対象に、事故で負傷者が出たことを理由として指名停止などの措置を検討する方針だ。

国土交通省北海道開発局が推定して発表した仮設屋根崩落の過程。積雪によるスラスト(外側へ押し出す水平方向の力)で脚部(屋根受け架台)が損傷したことが引き金になった(資料:国交省北海道開発局)
国土交通省北海道開発局が推定して発表した仮設屋根崩落の過程。積雪によるスラスト(外側へ押し出す水平方向の力)で脚部(屋根受け架台)が損傷したことが引き金になった(資料:国交省北海道開発局)