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 金沢市は「金沢西部図書館(仮称)」の整備に伴って、公募型プロポーザルを実施。その結果、シーラカンスK&Hに設計を委託すると7月10日に発表した。全国から40者の応募があり、1次審査を通過した7者に対して、同月9日に2次審査のヒアリングを実施して決定した。
 
 金沢西部図書館は、金沢市寺中町と畝田町の敷地1万2000m2に建設する。基本計画では、建物は2階建てで延べ面積約6000m2を想定している。ホールや屋外広場など地域交流のための機能を併せ持つことを条件とした。

 選考委員会(委員長:金沢市社会教育委員の中島秀雄氏)によると、シーラカンスK&Hの提案で最も評価したのは、建物をコンパクトにして敷地を有効に使った点だ。

 提案では幹線道路に面した敷地の入り口付近に建物を配置し、住宅に面した敷地の奥には広場を大きく取っている。そのため、広場が住宅と調和し、住む人に圧迫感を与えない計画となった。建物に自然光を多く取り入れ、一部を吹き抜けにして書架を見通せるようにした点なども評価を受けた。

 金沢市では2008年度中に基本設計を終え、同年中に実施設計に着手する予定だ。11年春の完成を目指している。

シーラカンスK&Hが提案した図書館の内観イメージ(資料:金沢市)
シーラカンスK&Hが提案した図書館の内観イメージ(資料:金沢市)

<訂正あり>

初出時に建設予定地を「寺町と畝田町の敷地」表記したのは「寺中町と畝田町の敷地」の誤りでした。本文の該当部分を訂正しました。(2008年8月4日11時40分)