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 NECは11月25日、川崎市にある玉川事業場内で「NEC玉川ソリューションセンター(仮称)」の建設を開始した。端末にデータを蓄積しないシステムを導入した省電力化や遠隔会議を積極的に活用する新しいワークスタイルなどで、従来のオフィスに比べてCO2の排出量を50%削減する次世代オフィスを目指す。

 建物は高さ54m、地上12階建てだ。建物の外壁には日射を遮断するPCa(プレキャストコンクリート)リブを配置。開口部には複層ガラスやルーバーを採用し、外部からの熱負荷を最小限に抑える。室内には適正な照度を維持するためのシステムを導入する。照明器具の高効率化を図り、一部にはLED(発光ダイオード)照明を取り入れる。

 構造体には鉄くずを再利用した電炉鋼や、製造時のCO2排出量が少ない高炉セメントを採用するなど、建物の長寿命化を図りながら環境に配慮した建材を積極的に取り入れる。外装材には低汚染性フッ素樹脂塗装を、床材や建具類にはパーティクルボードなどを、それぞれ使用する。

 同社は玉川事業場内に05年5月、建築物総合環境性能評価システム(CASBEE)でSランクを取得したNEC玉川ルネッサンスシティを建設した。築70年以上を経て老朽化した建物をNEC玉川ソリューションセンターとして建て替えることで、エネルギー利用の効率化を図る方針だ。


NEC玉川ソリューションセンター(仮称)の完成イメージ(資料:NEC)

■建物概要
所在地:川崎市中原区下沼部1753番の一部
事業主:NEC
敷地面積:7万1401m2
建築面積:約4400m2
延べ面積:約4万8500m2
設計:日建設計、NECファシリティーズ
施工:大林組
構造・規模:S造、地上12階建て(一部塔屋)
工期:2008年11月~10年4月