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 日経ホームビルダー1月号の特集「エコ設備 省エネ住宅の本当の満足度」では、太陽光発電、エコキュート、エコジョーズなど人気のエコ設備を横並びで比較したうえで、満足した点や不満な点などについて建て主・プロ双方のナマの声を紹介している。ここでは、特集の一部を5回にわたって掲載する。

 太陽光発電に対して多かった不満として、「思ったほど効果がない」がある。なぜそうした声が上がるのか。

 積水化学工業は10年ほど前から太陽光発電付き住宅を手掛け始め、2008年3月までに6万棟を建設した。同社技術部で太陽光発電に詳しい塩将一さんは次のように説明する。「新築すると以前の家より広くなるうえ、大型の家電製品に買い替えたり、照明の数が増えるので、電気の使用量が増えるのが大半だ。にもかかわらず前の家の光熱費と比較するので、こうした不満が出る」(塩さん)。

 このため同社では、太陽光発電の発電量をシミュレーションするだけでなく、新築後の住宅で使う家電製品と生活スタイルを踏まえた光熱費を計算して顧客に伝えている。

 「新しい家でどのくらい電気を使うかを説明しないと、太陽光発電に過大な期待を持ってしまう。生活まで踏み込んだアドバイスができれば、機器メーカーとは一味違う、住宅会社ならではの強みにもなる」と塩さんは話す。 



積水化学工業が太陽光発電を提案する際に顧客に渡す資料。新しい家でのおおよその消費エネルギー量と発電量から光熱費を算出している (資料:積水化学工業)(画像クリックで拡大)

◆next:100%は発電しない