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 自宅では自立して排泄行為ができる幼児が外出先では困難になる――。TOTOが2008年に実施した「幼児の利用する住宅内と外出時のトイレ空間に関する調査」で、こんな傾向が浮かび上がった。

 調査によると、保護者の助けなしに自宅で小便ができる園児の割合は、年令別で4歳児75.9%、5歳児82.4%、6歳児94.0%だった。ところが外出先では、一人でトイレに入る園児の割合は、4歳児5.0%、5歳児21.4%、6歳児36.0%と、すべての年令で大幅に低かった。

 外出先で園児の兄弟に排泄の助けが必要な場合、園児を「一緒に連れて入る」保護者は51.5%。一方、「外で待たせる」は44.4%で、「ベビーカーに乗せたまま外で待たせる」は3.9%だった。車いすや子供連れのための空間の広い多目的トイレを利用したことがある保護者は95.9%に上った。

 調査は、同社が日本大学と進める「公共的な建築空間における乳幼児と親を配慮した水まわり空間に関する研究」の第一段階として、1~6歳の保育園児を持つ都内在住の保護者668人を対象に実施した。今後、外出先で幼児の排泄行為が困難になる原因を明らかにしたうえで、公共トイレの設備機器や空間全体の改善に取り組んでいく。なお、調査結果を踏まえたトイレ空間の提案については、6月に発行する「TOTOバリアフリーブック」の09年度版に掲載予定。冊子は無料で提供する。