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 若手建築家が事務所を構える際に、前回の「単独オフィス」に次いで有力な選択肢となっているのが主宰者の自宅に事務所も構える「自宅併設オフィス」だ。東京で事務所を開設する40歳以下の建築家20組の事務所形態をヒアリングしたところ、自宅併設派が全体の4分の1を占めた。

 自宅併設オフィス派のオフィスの広さは所員1人当たり平均32.7m2と、単独オフィス(所員1人当たり平均15.9m2)やシェアオフィス(同16.8m2)と比べて格段に広かった。夫婦でパートナー事務所「KEIKO+MANABU」を経営する内山敬子氏は約250m2の自宅の130m2を事務所に当てている。内山氏は「生活と仕事のバランスを保ちやすい場所と環境を選んだ」と語る。

 ジャムズ荻窪アトリエでは、主宰者の一人である仲條雪氏の自宅の半地下部分をアトリエにしている。同事務所を仲條氏と共に主宰する横関和也氏は「昼夜関係なく仕事をする生活には職住近接が都合がいい。アトリエは作品として発表している。自分たちの仕事の仕方やスタイルに合うオフィスを選ぶとよい」と話す。

 次回は「シェアオフィス」を紹介する。

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■自宅併設オフィス:主宰者の自宅に事務所を併設する形態

KEIKO+MANABUの事務所の内観。夫婦でパートナー事務所を運営している(写真:同事務所)
KEIKO+MANABUの事務所の内観。夫婦でパートナー事務所を運営している(写真:同事務所)

ジャムズ荻窪アトリエの外観と内観(下の写真)。半地下部分をアトリエにしている(写真:同事務所)
ジャムズ荻窪アトリエの外観と内観(下の写真)。半地下部分をアトリエにしている(写真:同事務所)

(写真:ジャムズ)
(写真:ジャムズ)

松田達建築設計事務所の内観。自宅の6割をオフィスとして使用している(写真:同事務所)
松田達建築設計事務所の内観。自宅の6割をオフィスとして使用している(写真:同事務所)