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 公立中学校に武道場の整備を促すため、文部科学省は2009年度予算案で交付金制度を拡充した。12年度から実施する新学習指導要領に対応する。13年度までの5年間で全国の公立中学校における武道場の整備率を70%に上げたい考えだ。

 プールや体育館など体育施設を整備する場合、現在も「安全・安心な学校づくり交付金」から整備費の3分の1の補助が受けられる。しかし、全国の公立中学校1万150校の中で、武道場を整備しているのは半数以下の4769校。07年5月時点での整備率は47%にとどまり、03年の45.1%から進まない状況が続いている。

 このため同省は09年度から、新築に限り補助率を2分の1に引き上げ、用途を武道場に特定した新規事業を立ち上げる。補助の対象となる武道場の面積は450m2が上限だ。09年度は予算案に40億2600万円を計上し、新たに180校で武道場の整備を図る。

 公立中学校では現在、1年次の体育でダンスか武道のいずれかを選択する。これに対し、12年度から始まる新しい学習指導要領では中学1、2年次に武道が必修となる。同省は、新学習指導要領の実施後から2年を経た13年度までの5年間に重点を置き、約2300校を対象に武道場の整備を促進する方針だ。