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 財団法人 建築環境・省エネルギー機構(IBEC)は2月23日、第3回サステナブル住宅賞の入賞作品11件を発表した。省エネや耐震などに取り組み、持続可能(サステナブル)な社会の構築に貢献する戸建て住宅を表彰するもの。新築部門で8件、改修部門で3件を選んだ。

新築部門・国土交通大臣賞「Q=0.64臥龍山の家(サステナブル住宅)」。設計者は西方設計、室蘭工業大学鎌田研究室、施工者は池田建築店(写真:IBEC)

 新築部門の国土交通大臣賞は「Q=0.64臥龍山の家(サステナブル住宅)」(がりゅうざん)(秋田・能代市)。寒冷地の気候に対して厚い断熱材と、開口部にトリプルガラスを採用し、木造でQ値(熱損失係数)0.64W/m2Kという高い断熱性能を備えている。日射がないときはまきストーブのみを使用し、日射があるときは日射集熱壁と太陽熱給湯に切り替え、省エネルギーを実現。夏はクールチューブと、夜間換気に日射集熱壁の開口を利用するなど冷房を不要とした。構造材や外装、床、天井、造作に秋田スギを使った地産地消型の資源消費などが評価された。

改修部門・国土交通大臣賞「川越の家TERRA」。設計者はスタジオ・アーキファーム、施工者は高橋工務店(写真:鳥村鋼一)

 改修部門の国土交通大臣賞は「川越の家TERRA」(埼玉・川越市)。専業農家の“離れ”に当たる住宅で、もともとは蔵だった。外観はそのままに、玄関や寝室などを設けた。室内は深い軒と北向きの天窓を利用し、自然光の取り入れや日射を調整した。土間や土壁、屋根土の熱容量を使い、両面開口による通風と屋根面緑化による照り返し防止などパッシブ手法を取り入れた。住人が蔵の改修に携わり維持管理する、サステナブルな仕組みなどが選定理由となった。

 鎌田元康・神奈川大学教授が委員長を務める審査委員会が審査した。応募総数は81件だった。受賞作品の詳細は、IBECのウェブサイトで確認できる。

新築部門・独立法人 住宅金融支援機構理事長賞「箱の家-124 [佐藤邸]」。設計者は難波和彦+界工作舎、施工者は小川建設(写真:上田宏)

新築部門・財団法人 建築環境・省エネルギー機構理事長賞「学園大通りの家」。設計者はインタースペース・アーキテクツ、施工者は今村工務店(写真:岡本公二)

新築部門・財団法人 ベターリビング理事長賞「釧路の家」。設計者は計画設計・インテグラ、施工者は村井建設(写真:IBEC)

新築部門・社団法人 日本木造住宅産業協会会長賞「階段の家」。設計者はy+M design office、施工者はあおき(写真:IBEC)

新築部門・板硝子協会会長賞「カムフラージュハウス3」。設計者は井口浩フィフス・ワールド・アーキテクツ、施工者は武田工務店(写真:IBEC)

新築部門・硝子繊維協会会長賞「白山通りのいえ」。設計者は薩田建築スタジオ、鹿野 都市・建築計画事務所、施工者は宇佐美工務店(写真:加藤嘉六)

新築部門・優秀賞「空を望む家」。設計者は原 空間工作所、ABデザイン、施工者は平井組(写真:加藤嘉六)

改修部門・財団法人 建築環境・省エネルギー機構理事長賞「仙台の家」。設計者は豊田設計事務所、施工者はイノーバ(写真:IBEC)

改修部門・優秀賞「竹田邸」。設計者、施工者ともに菊池技建(写真:IBEC)