PR

 スギ集成材を竹かご状に重ねた木造大架構のドーム形施設「地域資源活用総合交流促進施設」(交流センター)が2月5日、熊本県芦北町に完成した。くまもとアートポリス事業の76番目のプロジェクトとして、ワークステーションが設計を担当した。

 建物はドーム形の屋根を持った地上1階建て。体験交流室や研修室、調理室などを設けた地域の交流拠点だ。アメーバ状の外形にして、内側に食い込むような曲面壁を5面設けた。平面形状が長方形の体験交流室を建物の中央に置き、丸みを帯びた空間にはホールや休憩スペースを配した。

 RC壁の上には、熊本県産のスギ集成材を使用した木架構の大屋根を載せた。幅900mm、厚さ120mmの集成材に、深さ60mmの欠き込みを入れて交互に重ね合わせている。内部から屋根を見上げると、竹かごを編んだように見える。木造の架構の上には、ゴムアスファルトルーフィングを施工し、ガリバリウム鋼板を張って仕上げた。

 総事業費は約4億5300万円だ。農林水産省の農山漁村活性化プロジェクト支援交付金と合併特例債とを利用し、同町の一般財源からの支出は1335万円に抑えた。

■建物概要
所在地:熊本県芦北町花岡1523
事業主:熊本県芦北町
設計:ワークステーション
施工:松下・佐藤建設工事共同企業体
建築面積:1386.34m2
構造・規模:RC造・一部木造、地上1階建て
工期:2008年2月~09年1月

地域資源活用総合交流促進施設の外観(写真:ワークステーション)
地域資源活用総合交流促進施設の外観(写真:ワークステーション)

スギ集成材を使ったドーム形の屋根(写真:ワークステーション)
スギ集成材を使ったドーム形の屋根(写真:ワークステーション)