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 積水ハウスは3月26日、環境配慮住宅「グリーンファースト」の販売を開始した。コンセプトは、快適で経済性が高く、環境に優しい暮らしを実現すること。高度な省エネ・創エネ技術を組み合わせて居住時のCO2排出量と光熱費を抑える。このラインアップの上位モデルとして、昨年より販売していた「CO2オフ住宅」を「グリーンファースト プレミアム」と新しいネーミングに刷新した。基本的な考え方は従来と同じだという。

 グリーンファースト プレミアムは、断熱性能アップや最新の省エネ機器の導入などの省エネ技術で居住時のCO2排出量を削減し、太陽光発電と燃料電池の発電により残りのCO2排出分を差し引きしてゼロにする住宅だ。

グリーンファースト プレミアム外観写真(写真:積水ハウス)
グリーンファースト プレミアム外観写真(写真:積水ハウス)

 2009年4月より、燃料電池「エネファーム」が本格的に市場投入されることを受け、「エコ・ファースト企業」として、住宅のCO2排出量を大幅に削減した製品を提案して、販売に弾みを付ける戦略だ。

 グリーンファースト プレミアムの開発を中心的に担った積水ハウス環境推進部温暖化防止研究所所長の石田建一氏は「グリーンファースト プレミアムは、これまで当社が販売していた鉄骨戸建住宅・木造戸建住宅のモデル『シャーウッド』をベースにして開発した。いわゆる「未来住宅」を思わせる、特別な外観のデザインを施したものではない」と語る。

 「先日、小学生の子どもたちの取材を受けたのだが『なんだ、ふつうの家ですね』と言われてしまった」と石田氏は笑う。

積水ハウス環境推進部温暖化防止研究所所長の石田建一氏(写真:村島正彦)
積水ハウス環境推進部温暖化防止研究所所長の石田建一氏(写真:村島正彦)

 「“CO2オフ”をコンセプトに開発したが、寄せ棟屋根あるいは切り妻屋根で、日本中どこにでもある住宅のように見える。これまで見たこともないようなデザインの住宅であっては、街並みや景観のことを考えると適切ではないと考えたからだ」と商品開発の基本コンセプトを語る。

 これまで日本の住宅は、30年程度の短い寿命でスクラップアンドビルドを繰り返してきた。これに対して積水ハウスは、最近の「200年住宅」「長期住宅」という資源を大切に使おうという潮流と呼応し、住宅のデザインこそ、はやり・すたりとは無縁であるべきだという理念を掲げる。

 屋根には、瓦型の太陽電池を積載している。大きな平板型の太陽電池の方が製造工程を簡略化できるので、コストを低く抑えられる。だが、あえて積水ハウスオリジナルの瓦型太陽電池を開発することで、住宅外観のデザイン性を損なわないことに注力した。そんな細やかな配慮が、景観面における環境との調和、ひいては長く使い続けることができる住宅という目標を達成する試みなのだという。

あえて瓦型にした太陽電池(写真:積水ハウス)
あえて瓦型にした太陽電池(写真:積水ハウス)

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