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 西日本高速道路会社四国支社は4月、高松自動車道の府中湖パーキングエリア(PA)上り線に、環境配慮型のエコトイレをリニューアルオープンした。照明には、自然光を暗所に導く光ダクト、LED照明、メタルハライドランプなどを利用して省エネを実現した。高速道路の施設で光ダクトを採用するのは、全国で初めて。

写真上の四角い部分が光ダクトの放光部。よく晴れた日には1カ所当たり40W型蛍光灯約7本分の出力が得られる。電力は不要だ。天井の隅にはLED照明を取り付け、壁面を明るく見せている(写真:西日本高速道路会社)
写真上の四角い部分が光ダクトの放光部。よく晴れた日には1カ所当たり40W型蛍光灯約7本分の出力が得られる。電力は不要だ。天井の隅にはLED照明を取り付け、壁面を明るく見せている(写真:西日本高速道路会社)

 日中、トイレがより明るくなるように、既存の天窓に光ダクトを取り付けた。男性トイレの1カ所、女性トイレの2カ所に設置した光ダクトの放光部は約1m角だ。ベース照明として、メタルハライドランプと蛍光灯で必要な照度を取っている。トイレブース内の蛍光灯ダウンライトは、人感センサーを利用して必要なときに点灯させる。天井のコーナーには、1灯あたり約1.2WのLEDダウンライトを配置し、壁面上部を照らして明るく感じさせるよう工夫した。トイレ入り口付近の共用通路は、約17WのLEDダウンライトを19灯配置して照度を確保している。

 西日本高速の平川恵士施設担当課長は、「LEDダウンライトは消費電力が少ないだけでなく、虫が寄りにくいため通路に向いている。改修後は明るさが1.5倍になったが、既存の直管蛍光灯で照度を確保する場合と比較して、消費電力を55%削減できた。トイレの暗くて汚いイメージを変えたい」と語る。

 照明のほかにも、洗浄器付きの洋式トイレを全体の8割に増設するなど設備を充実させた。床は段差をなくした。さらに、ぬれても乾燥しやすいゴムタイルを使用。子供と入れる大型ブースや、女性用パウダールームも備えている。入り口には自動ドアを設置して、冬場も快適に使えるようにした。省エネ対策としては、エコ給湯で電力使用量を70%削減。節水型水栓などで水使用量も68%削減できるという。8月中旬には、同パーキングエリアの下り線のトイレが、エコトイレとしてリニューアルオープンする予定だ。