PR

 東京都渋谷区の宮下公園の整備計画イメージが明らかになった。関係者等への説明用に渋谷区が作成したイメージ図を、編集部が入手した。図面左の公園南側にスケートボード場とクライミング施設を新設。図面右の原宿駅側は、現在は児童遊具などが設置されているが、ここは広場として改修する。そのほか、エレベーター、階段の新設、周囲を囲う柵の整備などによって、公園施設全般をリニューアルする計画だ。

宮下公園整備計画イメージ図(出典:渋谷区、編集部で文字サイズを一部拡大)
宮下公園整備計画イメージ図(出典:渋谷区、編集部で文字サイズを一部拡大)

 宮下公園は、渋谷区がスポーツ用品メーカーのナイキジャパン(東京都品川区)に命名権を売却するとして話題となっている公園。渋谷駅から徒歩5分、JR山手線と明治通りに挟まれた広さ約1万m2の細長い敷地の公園だ。命名権の金額は年間約1700万円で契約期間は10年間。命名権とは別に、契約交渉先企業が公園を整備し区に寄贈する。整備費用は数億円程度と推定される。両者の契約は7月3日夕方時点ではまだ締結されていない。

 渋谷区によると、公園の維持管理は従来通り区が行い、そのコストも区が負担する一方、命名権料は公園の維持管理費に充当し、公園内のスポーツ施設の利用料は区の収入となる。スポーツ施設は夜間施錠するが、広場や通路などは24時間利用可能とする。

 なお、命名権の契約締結後も、公園の正式名称は宮下公園のまま変更しない。「宮下公園」が渋谷区の条例上の正式名称となっているため、条例を変更しないと名称変更ができない。命名権の契約先が変わるたびに条例の条文を変更するのは合理的ではないという判断だ。06年に命名権をサントリーに売却した「渋谷C.C.Lemonホール」の場合も、同様の理由から正式名称は渋谷公会堂のままであり、区のサイトでは渋谷C.C.Lemonホール(渋谷公会堂)と表記している。