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 日経アーキテクチュアは6月、ケンプラッツ上で建築実務者を対象にアンケートを実施し、「アニメの殿堂」として話題を集める国立メディア芸術総合センターの整備について賛否を尋ねた。その結果、回答者の68.4%が「反対」と答えた。

「アニメの殿堂」として話題を呼ぶ国立メディア芸術総合センターの整備をどう思うか 有効回答:136人 (資料:日経アーキテクチュア)
「アニメの殿堂」として話題を呼ぶ国立メディア芸術総合センターの整備をどう思うか 有効回答:136人 (資料:日経アーキテクチュア)

 整備に反対する理由として、以下のような項目が挙がった。

 ・ 経済波及効果が限定的だ
 ・ 今なぜ必要なのか説明があいまい
 ・ まずハコモノありきの発想で中身がない
 ・ 秋葉原の空きビルなどを活用すべきだ
 ・ 施設の維持に膨大な費用がかかるのに、採算性はあるのか
 ・ ハコモノに税金をつぎ込むより、著作権の保護などに充てた方がよい

 同センターは、漫画やアニメなどの作品を収集して展示するほか、調査研究や人材育成も担う計画だ。09年度補正予算の施設整備費として117億円が付いた。

 文化庁は7月中に基本計画をまとめた後、8月ごろに設計者や建設地、事業計画の企画提案を公募。10月ごろに設計者などを決めて、実施設計を始める予定だ。11年度のオープンを目指している。

 アンケートでは「応募資格がある場合、同センターの設計コンペなどに応募しようと思うか」と尋ねた。

 その結果、「積極的に応募したい」は5.9%、「仕事だと割り切って応募したい」は13.2%にとどまった。逆に「あまり応募したくない」「絶対に応募したくない」を合わせると62.5%に上った。

「アニメの殿堂」の設計コンペなどに応募しようと思うか 有効回答:136人 (資料:日経アーキテクチュア)
「アニメの殿堂」の設計コンペなどに応募しようと思うか 有効回答:136人 (資料:日経アーキテクチュア)