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ラゾーナ川崎プラザ(川崎市)

美しい照明を製造技術で担保

 川崎駅西口と直結した大型商業施設「ラゾーナ川崎プラザ」(2006年9月開業)は、2009年にCO2削減を目的とした照明リニューアルを実施した。共用部の通路天井に約2300台もの東芝ライテック製LEDダウンライト「E-ORE100」(100W相当)を導入した。

 コンパクト形蛍光灯をLEDに交換する工事を行った。配線は既存のものを使用した。照明による消費電力量を交換前に比べて約67%削減することができ、年間で約139tのCO2が削減できると試算している(LED照明への交換によるCO2削減量97.9t、LED照明への交換に伴って軽減される空調負荷によるCO2削減量41.9t)。

 高天井に設置された2300台のLEDダウンライトは圧巻だ。多数の大光量LEDダウンライトを使用しつつ、色味や光量にばらつきがないことを実証するプロジェクトになった。長年培った製造技術が、安定したスペックの確保に結び付いている。

設置スペースに苦心

 コンパクト形蛍光灯を、LEDとしては大容量の100W相当のダウンライトに代替する工事には難しい面もあったという。LEDランプは放射熱が出ない代わりに、伝導熱が出る。大出力のLED照明はランプの排熱対策に迫られ、発光面の背後に大型アルミフィンを設置するなどして排熱している。そのために設置する天井裏にクリアランスが必要になる。特に、交流電源を直流に変換する電源ユニット一体型のE-CORE100は設置スペースに余裕が必要だ。

 コンパクト形蛍光灯の設置スペースにE-CORE100が納まらない場所もあった。そこには発光部と電源ユニットを分離したダウンライトを特注して、設置するようにした。

エスカレータホールの壁際の天井部分にLEDダウンライト「E-CORE100」を設置。壁を連続して照らす光は、どれも均一な配光曲線を描いている。安定したスペックでLEDが製造されていることが分かる(写真:東芝ライテック)

[建物概要]

売場面積:7万9294m2
発注者:NREG東芝不動産・三井不動産
運営者:ラゾーナ・プロパティ
企画・基本設計・実施設計監修(外装デザイン)・監理監修(外装デザイン):山下設計、リカルド・ボフィル
設計・監理者:清水建設
施工者:清水建設
照明リニューアル工事:2009年1月

[使用製品]

東芝ライテック/E-CORE 100:100W形LED高効率ダウンライト

<訂正>東芝の発表資料に誤りがあったため、初出時に建物概要で記載した設計者の業務内容を訂正しました。(2009年7月29日15時00分)