PR

 住宅会社との打ち合わせのときに、建て主は本音の予算額を提示しているのだろうか。それとも建前の予算だろうか――。建て主が示す建設予算額について尋ねたところ、建築を依頼する先に関係なく、4~5割の建て主が駆け引きなしで本音の予算を提示していた。詳細は日経ホームビルダー9月号に掲載している。

 工務店に建築を依頼する建て主の場合、建前の予算を示す人も目立った。なかには、「様子を見たかった」「金額が上がると思った」など、工務店の提案内容を信頼していないような意見もあった。建て主から疑いの目を向けられないように、見積もり内容を細かく説明できる提案を心掛けたい。

建て主のちょっと言わせて!

工務店に建築を依頼した建て主

・本音の予算額で可能な最高の提案をしてほしかった。(埼玉、27 歳、女性、本音の予算)

・本音の金額を話すことで、工務店の担当者が予算に見合った提案をしてくれると思った。(静岡、33歳、女性、本音の予算)

・予算が思った以上に膨らんでも、提案の変更を許容できるように、少なめの予算を伝えた。(岡山、48歳、男性、建前の予算)

・予算より若干多めに提示した額によって担当者がどのような対応をするのか見てみたかった。 (千葉、32歳、男性、建前の予算)

・打ち合わせをするうちに徐々に費用が増えていき、最終的に金額が上がると思っていたので、低い金額を提示した。 (神奈川、50歳、男性、建前の予算)

・本音で話を進めないと、単なる夢物語になってしまうと思った。(北海道、37歳、女性、本音の予算)

・見栄を張ってもしょうがないし、後で修正するのが面倒。(福岡、36歳、男性、本音の予算)

設計事務所に建築を依頼した建て主

・中途半端な家はつくりたくなかったので、家づくりに対する要望や予算を正直に話した。(愛知、36歳、女性、本音の予算)

・予算額が増えたときに、ローンの返済が大変になると思った。本音の予算なら、設備のグレードやメーカーを変えるプラン変更も検討しやすい。(香川、31歳、女性、本音の予算)

・本気で家を建てたかったから。(大阪、38歳、男性、本音の予算)

・話を具体的に進めるため。(三重、35歳、女性、本音の予算)

ハウスメーカーに建築を依頼した建て主

・予算を多めに言うと、不必要に高い建材や設備などを買わされるのではないかと思い、少ない額を示した。(徳島、28歳、男性、建前の予算)

・正直に話したほうが、後で相談しやすいと思った。( 岡山、31歳、女性、本音の予算)

・建前の予算のまま話が進み、金融機関から借り入れられない額になったら恥ずかしい。プランを最初から考え直さなくてはならないことにもなる。本気で家を建てるなら、予算内でいかに理想の住まいに近付けるかが大切。(岐阜、28歳、女性、本音の予算)

・変な駆け引きをしたくなかった。(神奈川、46歳、男性、本音の予算)

・一番重要な項目と考えた。提案内容と予算額の調整に時間をかけることが無駄だと思った。(滋賀、37歳、男性、本音の予算)

・伝えた予算額よりも、若干多い金額でプランを提示してくると思ったから、少ない金額を示した。(千葉、39歳、女性、建前の予算)

*            *            *

【調査概要】
3年以内に戸建て住宅を建てた建て主300人を対象に、09年5月にインターネットを使って調査した。回答者は、建築の依頼先別に、工務店、設計事務所、ハウスメーカーの3つに分類。回答者数は、それぞれ工務店が140人、設計事務所が60人、ハウスメーカーが100人だった。調査はメディアインタラクティブに依頼した