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図1●今回の白色LED
図1●今回の白色LED
図2●従来製品の一例
図2●従来製品の一例
図3●チップ内に数十個のLEDセルを集積
図3●チップ内に数十個のLEDセルを集積

 韓国Seoul Semiconductor Co.、Ltd.は、直流変換回路や駆動回路が不要な同社の白色LEDシリーズ「Acriche」において高効率化と小型化を両立した新製品「A4」の本格量産と販売開始を発表した。同シリーズは、1個のチップな中に数十個のLEDセルを集積している。1セル当たりの駆動電圧が3V程度のため、セルが直列接続されたチップとしては数十Vや数百Vの電圧を印加できる。この結果、通常のLEDのように交流100V電源などを直流・定電圧にする必要がなく、変換回路や駆動回路が不要にできる。逆電流や過剰電圧さえ印加しなければ良いので、ダイオード・ブリッジと抵抗などを組み合わせた簡単な回路だけで済む。

 このAcricheシリーズの従来製品としては、例えば4チップを1パッケージに納めた製品があった。この製品は、電源電圧が100V、光束は 150lmで消費電力は4Wだった。またパッケージ寸法は、平面方向がパッケージ部分で直径8mm、パッケージから外側に伸びた端子を含めた寸法は 14.5mmであり、高さは5mmになっていた。今回は、電源電圧が50V、光束は60lmで消費電力は0.8Wであり、75lm/Wの効率を達成した。パッケージ寸法は、平面方向が7mm角、高さ方向は2.95mmと小型化した。色温度は3000K、演色性指数(CRI)は85以上である。

 今回の効率を達成するため、同社はチップの構造や不純物濃度プロファイルを最適化したという。今後に向けては量産レベルで、2010年第1四半期に100lm/W、2010年第4四半期に120lm/Wを達成する計画である。研究開発レベルでは既に85lm/Wを達成しており、2010年第1四半期に115lm/W、2010年第4四半期に135lm/Wに高めていく。小型化に関しては、従来のリードフレームと樹脂を使ってめっき処理する構造から、今回はセラミックを使ってめっきが不要な構造にした。