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インテリア照明として使える「eneloop lamp」。手前が「ブルーランプ」モード,奥が「ホワイトランプ」モード。LEDは本体下部のコア・モジュールに内蔵されているが,導光用のアクリル棒によって上部を光らせている
懐中電灯として使う場合の「フラッシュライト」モード
本体下部のコア・モジュール。白色LEDを点灯させたところ
ブルーランプモードで青色と緑色のLEDを点灯したところ
充電スタンド。中央には位置合わせの突起が設けられている

 三洋電機は、充電式照明「eneloop lamp」を発売する。インテリア照明として使えるほか、懐中電灯としても機能する。「阪神・淡路大震災が原点。緊急時に本当に役立つ明かりの形を追究した」(同社)。照明本体は、最大直径121mmで高さ221mmの一輪挿しのような形状をしており、その下部に充電池や照明用LEDを内蔵する。日常的に使ってもらうことで緊急時にもすぐに懐中電灯の場所が分かるように、インテリア照明と懐中電灯の機能を一体化させた。充電池には、同社のNi水素2次電池「eneloop」2本を利用している。直径100mmで高さ15mmの充電スタンドに照明本体を立てておくと、約12時間でフル充電できる。自己放電が小さいので、災害時に電池切れで使えないという問題が起こりにくい。オープン価格だが、実売想定価格は1万5000円とする。2009年9月11日に発売開始の予定で、初年度は5000台の目標販売台数を掲げている。

 本体下部のコア・モジュールを取り外せば単3形eneloopを交換でき、照明として使わない場合は充電器としても使える。電池やLEDパッケージ、回路基板などはコア・モジュールに集約している。開発当初は、本体上部の細長い円筒部に電池を設置することも検討したが、電池が光を遮ってしまうことに加え、落下などで上部が破損すると照明機能が損なわれるため、コア・モジュール単独で照明として使えるように機能を集約したという。2次電池の充電には、無接点充電方式を採用した。照明本体にも充電スタンドにも金属接点がないため、デザイン性に優れるとする。充電スタンドとランプ本体の間の電力伝送効率は約60%で、Wiiのコントローラーに採用しているものと同程度(Tech-On関連記事!)。「平板な充電スタンドに湾曲した照明本体を置く構造を採るため、位置合わせに苦労した」(同社)という。

 照明モードは、インテリアライトとして使う白色光の「ホワイトランプ」、ベッドサイドなどでの利用を想定した青い光の「ブルーランプ」、懐中電灯として使う「フラッシュライト」の3種類がある。上部を押すと本体底部のスイッチが押されてモードが切り替わる仕組みである。ホワイトランプの点灯には2個の白色LEDを使用しており、明るい「クリアモード」と光量を落とした「フェードモード」の2段階に光量を切り換えられる。フル充電でクリアモードなら3時間、フェードモードなら45時間の連続点灯が可能。クリアモードとフェードモードの切り換えは本体底部のスイッチでもできるが、内蔵の3軸加速度センサによって本体を回転させることでも切り替えられる。

 「青い光で(神経伝達物質である)セロトニンの分泌を促し、癒し効果がある」(同社)とするブルーランプにも、2種類の点灯モードがある。連続点灯する「ヒーリングモード」と、ゆっくり明滅する「フリッカーモード」で、連続使用した場合はヒーリングモードなら約12時間、フリッカーモードなら約 16時間点灯できる。ブルーランプ用のLEDには、青色と緑色のLEDをそれぞれ2個ずつ搭載した。柔らかな色合いの光を出すために、緑色LEDを組み合わせたという。最も明るいフラッシュモードは、本体底面の四つの白色LEDを点灯させるモードで、6時間の連続点灯が可能である。本体上部を持って90° 以上傾けると加速度センサが傾きを検出して同モードに切り替わり、懐中電灯として使える。地震などで転倒した際にも自動的に明かりがつくため見つけやすいという利点がある。

 本体形状も災害を想定したものとなっている。転倒した後に振動などが加わっても、一輪挿しのような形状のため本体上端を中心として円を描くように動く。一般的な円筒状の懐中電灯が転がり易いのに対して、eneloop lampはその場にとどまるので見つけやすいという。本体は厚さ2.5mmのポリカーボネート製。フローリングのような一般的な部屋において高さ70cm 程度の机やテーブルなどから落下した場合を想定して強度を確保しているとする。