パナソニック電工は、LED照明「EVERLEDS(エバーレッズ)」シリーズの非住宅市場向けLEDダウンライトのうち、64品番の価格を2009年10月1日から一斉に引き下げる。改正省エネルギー法の施行によって、「普及が進む」「シェアの拡大が見込まれる」ことなどを判断材料に値下げに踏み切った。同法では、今まで対象外だったコンビニエンスストアなど、小売業や外食産業にもエネルギー使用量の報告が広く義務付けられる。また現在、同社のLEDダウンライトは、月平均で前年比約2倍の出荷量となっている。
引き下げの該当商品は60形~200形で、一般タイプ、調光タイプの双方が含まれる。引き下げ幅は、1割から最大4割だ。値下げ率が最大の製品は、調光タイプの60形で40.3%、価格にして3万7800円(税込)から2万2575円(税込)まで引き下げられた。09年8月25日に発売された、シャープの調光器対応・業務用LEDダウンライト60形の価格、2万2050円(税込)と肩を並べた格好だ。「これまで、調光タイプのLEDダウンライトは付加価値の高い製品として、高額商品の位置付けだった。調光タイプは一層の省エネルギーが可能な商品。今後、より普及を図るために、一般タイプよりも値下げ率を高く設定した」(パナソニック電工)。