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 有機EL発光素子を使った155型(縦1920mm、横3456mm)の大型映像表示を、三菱電機が開発した。256画素を1単位とする有機ELパネル2880枚を、縦横に並べて試作した。商業施設や交通・公共施設に設置する、デジタル・サイネージと呼ばれるディスプレイ用途を想定している。同社は、この試作機を「CEATEC JAPAN 2009」(10月6~10日、幕張メッセ)に参考出展する。

 今回の試作機の特徴は、奥行きが81.5mmと薄いことである。同社の屋内型の大型LED表示装置に比べると、奥行きは約1/4と薄い。また、軽量化も期待できる上に、湾曲した壁や柱などへの設置も容易であるという。さらに、有機ELパネルの配列を変えることにより、画面のサイズやアスペクト比を自由に構成できる。

 試作したディスプレイの画素数は1152×640で、画素ピッチは約3mm。1画素は、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色のサブピクセルから成る。なお、256画素から構成される有機ELパネルの画素配列は明らかにしていない。

 試作機の最大輝度は1200cd/m2。今後は、輝度を開発目標の1500cd/m2に引き上げ、屋内のデジタル・サイネージ市場への参入を目指す考えである。