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図1●調光器を最小まで絞って5%出力にした場合(LEDの上に見える黒い長方形の箱が調光器対応のために今回開発した回路)
図1●調光器を最小まで絞って5%出力にした場合(LEDの上に見える黒い長方形の箱が調光器対応のために今回開発した回路)
図2●調光器を回転角で10~20%回して出力を少し高めた場合
図2●調光器を回転角で10~20%回して出力を少し高めた場合
図3●調光器を最大出力にした場合
図3●調光器を最大出力にした場合

 交流電力で点灯するLED「Acriche」を製品展開している韓国Seoul Semiconductor Co., Ltd.は、「CEATEC JAPAN 2009」(2009年10月6~10日、幕張メッセ)でトライアック調光器に対応するための専用回路を開発したことを明らかにした。比較的、小型で簡単な回路構成にして、AC-DC変換回路が不要なために余分な回路が少なくて澄むというAcricheの特徴を生かしまま、調光器に対応できるようにしている。

 トライアック調光器などに対応できる回路は、メーカー名は明らかにしないが、国内電機メーカーと共同開発したという。現在は1000円程度でサンプル出荷できる段階であり、来春には1/3に小型化する予定という。その時点での価格は明らかにしないが、1/3程度になる可能性が高い。実際に調光器を操作してみると、最大出力から回転角で10~20%程度と思われるところまで出力を絞っても、記者の目にはかなり滑らかに調光できていたように見えた(図1~3)。調光器は最小まで絞って5%出力にした場合には、チラつきが見えたが、ここまで絞るかなり暗くなっている。

 今後に向けては、Seoul Semiconductorは今回開発した調光器とLEDの組み合わせを外販していくという。また同社と協力関係にあるLED照明メーカーのサンレッズは、Acricheシリーズの「A4」を使ったLED電球を来春に発売する計画であり、このLED電球の製品ラインアップの一つとして、今回開発した調光器対応回路を組み込んだ製品を開発する予定である。

 なお図1~3について、写真はカメラの自動露出調整により、図2でもかなり明るく見えるが、実際はそれほどもない。周囲の明るさは同じなので、図1~図3で周囲の明るさが変わって見えていることを考慮して、それぞれの明るさを判断してほしい。