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 路面電車の運行を手がける岡山電気軌道(岡山市)は子会社の和歌山電鉄(和歌山市)とともに、白熱灯形のLEDランプ「たま電球」を10月中に発売する。このほど始めたLED事業のシンボル製品として、貴志川線貴志駅(和歌山県紀の川市)で人気の、猫の駅長「たま」のイラストをパッケージに載せる。

白熱灯形のLEDランプ「たま電球」と試作パッケージ。球体の全体が光るのが特徴という(写真:和歌山電鉄)
白熱灯形のLEDランプ「たま電球」と試作パッケージ。球体の全体が光るのが特徴という(写真:和歌山電鉄)


 明るさは40W相当で色は白色と電球色の2種類。和歌山電鉄本社のある伊太祈曽(いだきそ)駅のグッズ売り場や岡山電気軌道の本社、インターネットを通じて小売りする。価格は3800円。

 乗客がLEDの光を体感できるようにした。岡山駅前電車停留場に、直管蛍光灯形のLEDを32本取り付けた。17時30分~22時30分の間で、暗くなると点灯する。貴志川線の2両編成の車両「たま電車」では、1両を直管蛍光灯形のLEDランプに交換した。もう1両は蛍光灯のまま残し、LEDと蛍光灯を比較できるようにした。常時点灯した状態で運行している。

 貴志川線は岡山電気軌道が2006年に南海電気鉄道から経営を引き継いだ。07年には猫の「たま」に駅長の辞令を発し話題を呼んだ。補助金がなくても運営できるよう、ユニークな企画を続けて乗客を徐々に増やしている。

10月1日に岡山電気軌道の子会社である和歌山電鉄の貴志川線伊太祈曽駅で実施した事業開始セレモニー時の様子。写真は「たま電車」の車内。左手前は和歌山電鉄代表取締役の礒(いそ)野省吾氏(写真:和歌山電鉄)
10月1日に岡山電気軌道の子会社である和歌山電鉄の貴志川線伊太祈曽駅で実施した事業開始セレモニー時の様子。写真は「たま電車」の車内。左手前は和歌山電鉄代表取締役の礒(いそ)野省吾氏(写真:和歌山電鉄)


9月14日に岡山電気軌道の岡山駅前電停ショールームで行った点灯式の様子。同社のLED投光器で「たま電球」のポスターを照らしている(写真:岡山電気軌道)
9月14日に岡山電気軌道の岡山駅前電停ショールームで行った点灯式の様子。同社のLED投光器で「たま電球」のポスターを照らしている(写真:岡山電気軌道)


 岡山電気軌道のLED事業部は、官公庁や学校、工場、同社関連会社に、LEDを使った直管蛍光灯形ランプやダウンライト、投光器を卸売りする。製品は米国クリー社の素子を使用し、オービカル特機(大阪府豊中市)が製造した。