PR

伊豆高原ゲストハウス(静岡県伊東市)

 竣工から約1年が経過した週末住宅だ。海を望む高台に建つ。建て主は温暖な気候の立地を選び、四季を通して賓客をもてなせるゲストハウスを望んだ。

 鍋田設計事務所の鍋田雅生代表は「リゾートホテルを設計コンセプトにした。玄関ホールは非日常性を強調した空間演出を意図し、ホテルのような演出照明を取り入れた。一方、寝室や浴室はリラックスできる日常的な空間にした。ホスピタリティを最優先にした動線とし、それに合わせて内装材や照明器具を選んだ。LED照明もその設計過程で、適所に取り入れた」と説明する。

2間続きの和室は京都の老舗旅館をモチーフにデザインした。屋内の縁側下にLEDラインライトを設置。間接光が土間にランダムな光を反射する(写真:井上 雅義)

 玄関ホールは約30m2の広さがある。昼間は吹き抜けのガラスカーテンウオールから庭と木々の景色が楽しめる。夜はホール中央の床に埋め込んだ「伊豆七島」をモチーフにした石庭を、LED照明でライトアップする。石庭側面に設置したLEDラインライトが砂模様を浮き上がらせる。ホールの吹き抜けを下から照らす間接照明の役割も果たしている。

吹き抜けの玄関ホールは、床に浅い石庭を埋め込みガラス板で覆った。側面のLEDラインライトが石庭の砂模様を浮き立たせ、ホール全体のアッパーライトにもなっている(写真:井上 雅義)

 また、LEDアッパーライトやLEDラインライトは素材の質感を際立たせる。その特徴を生かすため、玄関ホールは大理石の床材とした。階段には、ガラス製の踏み板とステンレス製の手すりを使った。