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 要望を盛り込んだ建築プランが予算オーバーになったとき、建て主はどうするのだろうか。日経ホームビルダー11月号では、そんな建て主のホンネを掲載した。

 建築予算がオーバーした経験を持つ建て主のうち約3割は、予算内に収まるようにプランを練り直していた。「廊下やトイレを狭くした」「ムク材の使用をやめた」といった、間取りの変更や建材・設備のグレードダウンが主なコストの見直し案だ。

 一方、「期限ぎりぎりまで返事をじらした」「『この値段でいけるはず』と交渉した」など、なんとか値切ろうと苦心する建て主もいた。建て主の夢をかなえつつ、コストを予算内に収める解決策について、プロの目からの提案も伝えるようにしたい。

建て主のちょっと言わせて!

工務店に建築を依頼した建て主

・「この値段でいけるはず」と夫が値段を交渉。(京都、32歳、女性)

・部屋数を最小限にして、家の形や部屋の間取りをシンプルにした。(神奈川、39歳、女性)

・ひたすら話し合い。(新潟、29歳、男性)

・ムク材の使用をやめた。 神奈川、31歳、女性)

・期間ぎりぎりまで返事をじらした。(茨城、38歳、男性)

・食洗機とダウンライトをあきらめた。(北海道、42歳、女性)

・予算をオーバーした建具やサッシなどの原価を算出して、各製品の値引きを交渉した。(京都、32歳、男性)

・理想的だった広さをあきらめて見直した。(青森、62歳、男性)

・外壁に使用する希望のタイルのランクを落とした。(北海道、39歳、女性)

・プロには必要最低限のことだけをお願いして、自分ができることは自分でやった。(埼玉、27歳、女性)

設計事務所に建築を依頼した建て主

・洗面台とキッチンは、自分たちで色を塗って手作りした。(埼玉、37歳、女性)

・相見積もりを取った。(大阪、38歳、女性)

・門扉やアプローチ、駐車スペースなどは設計だけを頼み、施工は自分でやった。(栃木、31歳、女性)

・外構の施工範囲を限定した。(山形、35歳、男性)

・オール電化にしたかったが導入費用が高かったのであきらめた。(愛知、36歳、女性)

・門扉のまわりを質素にした。(愛媛、27歳、女性)

ハウスメーカーに建築を依頼した建て主

・面積を縮小し、割り安になるような間取りに見直した。(岡山、50歳、女性)

・最新の設備をあきらめ、一昔前の機能やデザインのものを選んだ。(宮城、33歳、女性)

・窓のサイズを見直して特注にならないように変更。(兵庫、33歳、女性)

・廊下やトイレを狭くした。(和歌山、40歳、女性)

・柱に使うヒノキのグレードを落として対応。(長野、35歳、男性)

・完成後しばらくの間、見学会などに協力した。(静岡、39歳、男性)

・他社にも相見積もりを依頼。(兵庫、52歳、男性)

・外構などの予算を削った。(群馬、37歳、女性)

・部屋数はそのままで面積を狭くしたが、家具の配置などを工夫して、狭さを感じさせないようにした。(埼玉、36歳、男性)

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【調査概要】
3年以内に戸建て住宅を建てた建て主300人を対象に、09年5月にインターネットを使って調査した。回答者は、建築の依頼先別に、工務店、設計事務所、ハウスメーカーの3つに分類。回答者数は、それぞれ工務店が140人、設計事務所が60人、ハウスメーカーが100人だった。調査はメディアインタラクティブに依頼した