グリーンアヴェニューあざぶの丘(愛知県三好町)
豊田市郊外の「グリーンアヴェニューあざぶの丘」は、トヨタすまいるライフが開発する総面積7万6898m2、 計204区画のベッドタウンだ。「環境共生」を開発コンセプトに掲げ、ランドスケープから住まいまで環境への配慮をトータルに施している。生態系に配慮した造成や省エネ住宅の分譲、LED照明や太陽光発電などの活用がポイントだ。
屋外照明のオールLEDは世界初
街路灯などの屋外照明すべてをLED照明にした。トヨタすまいるライフによれば、「屋外照明をオールLEDにした宅地開発は世界初だ」という。消費電力は蛍光灯を使った場合に比べて約50%、白熱電球を使った場合に比べて約90%削減することができる。年間のCO2排出量は、従来に比べて約10t減らすことにつながる。
全住戸に設置した門灯や外壁のライトアップ照明などにもLEDを採用。屋外灯を点灯することを住民協定に定め、月額約230円の電気料金は居住者が負担している。
住戸の屋外灯は、個人宅の照明とパブリックな街の明かりを兼ねている。トヨタすまいるライフ営業企画部の大水哲宏次長によると、「入居者に調和した街の夜景のためのルールと説明することで、理解が得られている」という。
住戸まわりの照明には、外壁や前庭の植栽を照らすアッパーライト、玄関ポーチライト、アプローチのフットライトなどをそろえた。いずれも独自に開発したLED照明器具を使っている。