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 建築家の妹島和世氏が、2010年にイタリア・ベネチアで開催される「第12回ベネチアビエンナーレ国際建築展」の企画責任者(ディレクター)に選ばれた。ビエンナーレ事務局が11月9日発表した。同建築展では、日本人としても、女性としても初めての選出だ。会期は8月29日から11月21日まで。

 ビエンナーレ(biennale)は、イタリア語で「2年に1度」の意味。妹島氏は、00年の第7回ベネチアビエンナーレ国際建築展で日本パビリオン「シティ・オブ・ガールズ(City of Girls)」の展示を担当した。04年の第9回では、金沢21世紀美術館が金獅子賞を受賞した。

 ビエンナーレ事務局は、「妹島氏の作品は、日本の伝統を継承し、現代の日本建築のミニマルな形態を刺激していることが注目に値する」と記している。ビエンナーレ主催者代表のパオロ・バラッタ氏は妹島氏について、「21世紀建築の新しい巨匠の中で、最も適任で代表する一人だ」と述べた。

 妹島氏は、ビエンナーレに対する考えを以下のように説明した。「ビエンナーレは、関係者と訪問者の対話で作られる。私たちは、ビエンナーレのプロセスを通して、今の時代精神を評価する機会を持つことができる。これは、現代の建築の本質や将来の新しい関係を明らかにする」。