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 東京都は11月25日、免許取り消しを含む二級建築士と建築士事務所の処分を発表した。免許取り消しとなったのは本宮鉄也氏。実際の学歴は高校卒であるのに、中学卒で実務経験7年と偽り受験していたことが処分の理由だ。二級建築士の受験資格は学歴要件により異なる。建築や土木に関する課程を卒業していない場合、中学卒でも高校卒でも7年の実務経験が必要だ。本宮氏は中学卒で実務経験7年として1992年に受験し、合格していた。

 学歴と実務経験の詐称は、2009年3月、本宮氏が千葉県で建築士事務所の開設者として届け出た際に発覚した。開設者は建築士である必要はないが、略歴書を提出する必要がある。略歴書には建築士免許の有無を記載する欄があり、本宮氏は最終学歴を高校卒とし92年に取得した二級建築士の登録番号を記載した。千葉県は、高校卒では実務経験が4年にしかならないことに気付き、東京都に通報。受験申込書の虚偽記載によって、合格が取り消され、免許取り消しとなった。

 そのほか、山梨県内で知り合いの一級建築士の名義を無断で借用し、建築確認申請などの設計者などとして記載した二級建築士を、3カ月の業務停止処分とした。6月19日に国土交通大臣から建築士免許取り消しの懲戒処分を受けた一級建築士が管理建築士をしていた一級建築士事務所1社の建築士事務所登録を取り消した。この一級建築士は、戸建て住宅13戸について、建築基準法令に定める構造基準に該当しない設計をしたことで免許取り消し処分となった。