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 遠藤照明(本社大阪市)は、低価格のLED照明器具の新シリーズ「LEDZvol.2」を2月1日から発売開始した。66Wから7Wまでの灯具やオプション702機種を順次発売する。HID(高輝度放電)ランプや12Vのダイクロハロゲン球などを使った器具と同等の品質や価格を目指した。現行の同社LED製品と比べても同等から6割程度低い価格設定とした。

 例えば、LEDの23WタイプのダウンライトERD1092W(ランプ、電源装置内蔵)は2万9925円。同社のHIDランプ35Wタイプ(LED2030W、ランプ、安定器)の希望小売価格4万7250円より1万7325円低く設定した。ERD1092Wは12の素子を取り付けたモジュールを使用し、HIDランプ35Wタイプと同等の直下照度を確保するとしている。消費電力は45Wから23Wへと49%下がる。現行の同等LED照明器具(5万2290円)と比べても大幅に価格を下げた。

 同社では、バリエーションが豊富なHIDランプなどと同様に、LED照明を適材適所に使えるようにするため、素子やパッケージを変え、レンズやヒートシンクを新たに開発して光量や配光、色温度のバリエーションを増やした。光量は9種類で、LED素子を36個取り付けた66W、30個の56W、24個の44W、18個の34W、12個の23W、9個の18W、7個の14W、5個の11W、3個の7Wがある。配光は4種類で、狭角、中角、広角、超広角の4種類だ。色温度は3種類で、3000K(ケルビン)、3500K、4000Kに統一した。

 器具の用途もダウンライトにはグレアレスタイプやウォールウォッシャー、同ユニットを利用した450角のベースライトなど機種を増やした。調光できる器具は、3月から順次発売する。ルーバーやレンズなどのオプションも従来照明と同様に用意した。

 新製品はLEDモジュールが原因による不点灯などの故障に対し、5年間、交換用のモジュールを無償提供(取り付け・交換の工事費は別途必要)する。同社では器具とランプを一体型にして、ランプから電源装置まで保証する。

 コストダウンが可能となった理由は、同社の説明によると以下の2つ。1つ目はタイと中国のグループ会社の工場での生産量増加。2つ目はパーツの共通化。共通化を実現するため、ヒートシンクや反射板設計の技術を利用したレンズなど、モジュールと器具の設計を自社で行った。購入した素子とパッケージを自社で設計した部品に組み込みグループ会社の工場で一貫生産して品質を管理する。

 同社の遠藤邦彦常務取締役は「発売までのスピードを重視して、他社に先駆けてコストダウンした製品を発売した」と話す。売上目標は国内と海外を合わせて年間100億円。1割~2割を海外での売上げと想定している。10年度は中国・北京に同社100%出資で販売会社を設立する。同年度内には販売代理店を約40カ国に増やす目標だ。

新製品のLEDスポットライト (写真:遠藤照明)
新製品のLEDスポットライト (写真:遠藤照明)

新製品のレンズ。9種類のサイズがあり配光によってカットなどが異なる(写真:遠藤照明)
新製品のレンズ。9種類のサイズがあり配光によってカットなどが異なる(写真:遠藤照明)

LED照明と同等品との比較例。左はHIDランプのCDM-R PAR20 35WタイプとLED照明の比較。イニシャルコストは、CDM-Rの35Wタイプが4万7250円、LEDが2万9925円。右は100Vのダイクロハロゲン球50Wタイプとの比較。イニシャルコストは、100Vハロゲン球50Wタイプが8715円、LEDが1万4490円(資料:遠藤照明)
LED照明と同等品との比較例。左はHIDランプのCDM-R PAR20 35WタイプとLED照明の比較。イニシャルコストは、CDM-Rの35Wタイプが4万7250円、LEDが2万9925円。右は100Vのダイクロハロゲン球50Wタイプとの比較。イニシャルコストは、100Vハロゲン球50Wタイプが8715円、LEDが1万4490円(資料:遠藤照明)