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客席は3階席構成

 客席の基本形となる3階席構成は、ミュージカル、バレエなど一般的な演劇向け。1階席の後方と2階席の前方部分をつなぐと客席は一体化した急こう配となり、シェークスピア劇などの古典演劇、前衛的な演劇・ダンスなどに向く。また、1階席前方を舞台面まで上げて主舞台とつないだ平土間パターンは、大きな舞台を使った観客参加型イベントなどに利用できる。

 芸術劇場の主要機能は3階と5階に集中。3階は中スタジオ(約250m2)と小スタジオ、音響制作室を置き、5階にはホールのメーンロビーと関連施設、220席の可動席を持つ大スタジオ(約400m2)を配置した。8階にもうひとつの小スタジオがあり、ホール入り口のアトリウムは吹き抜けになっている。

「神奈川芸術劇場」ホール客席(写真:神奈川県)
「神奈川芸術劇場」ホール客席(写真:神奈川県)

 市街地再開発事業による整備で、建設費相当額(市街地再開発事業にかかる経費を含む)は約124億円。県の施設取得額は約34億5000万円。近くには最大2432席の大規模ホールを備える神奈川県民ホールがあり、これを補完する中規模ホールとして一体運営する。みなとみらい線「日本大通り駅」が最寄り駅となる。